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12月 01, 2015

VPSを調子に乗って使い過ぎた話(レンタルサーバー Advent Calendar 2015)

レンタルサーバー Advent Calendar 2015の1日目です。
VPSのお話もOKとのことなので、VPSのお話。

拙作「ふぁぼるっく」では規模が大きくなるにつれ、自宅サーバを飛び出しVPSに移行しました。


上のスライドは2年半ほど前のもので、20ページ目の状態の後、以下のような構成になりました。
  • ウェブサーバ1台
  • PostgreSQLサーバ1台
  • Memcachedサーバ1台
  • MongoDBサーバ1台
  • UserStream接続用サーバ4台
の計8台(自宅にさらに3台)構成です。サーバはさくらのVPSで、以前も使っていたのですが、このときからSSDやローカルエリア接続が使えるようになりました。
SSDにローカルエリア接続、いいですねぇ。システムの処理能力が上がった分、データ収集にも力が入ります。

そして半年ほど経ったある日、急にシステムの反応が遅くなりました。
数日かかって原因を調べてみると、PostgreSQLサーバでディスクの書き込み失敗にエラーが発生しています。
再起動してもすぐに再発するし、これはどうやら仮想サーバが載っている親サーバで障害でも起きているのでは?と思いサポートに連絡しました。

わたし「ディスク壊れてるっぽい。エラー出る」
サポート「負荷掛けすぎだから制限かけてるんよ」
わたし「(さくら・・・!)」

確かに、VPS、Virtual Private Serverで「事実上の私的なサーバ」であって本質は1台のサーバに複数のインスタンスが起動しているだけなんですよね。
そして約款の禁止事項にも『当社もしくは第三者の設備等またはサーバ設備もしくは電気通信設備等の利用もしくは運営に支障を与える行為、または与えるおそれのある行為』と書かれています。
みんなで少しずつお金を出し合って使っているみんなのサーバなので、「自宅サーバのSSDが一年ぐらいで壊れる量の書き込みを、一定料金で使い放題だー」と使っちゃダメなんです。

制限が掛けられるまでは、全く負荷的なものを感じなかったので、どのくらいまでが、1インスタンスあたりで想定されていた負荷なのかは分からずじまいでした。
設備の内容は企業戦略的なものもあって、事前に上限負荷を公開するのは難しいかと思いますが、制限が掛かったことぐらいは通知して欲しいなーと思いました。

ということで、負荷が高いサーバをVPSで動かすのは気をつけましょう。
やばそうだなと思ったら専用サーバへ。
ちなみに、このあとAWSへ移行しました。

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