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2022年12月28日水曜日

引用投稿で通知が飛ぶべきかどうか問題

Twitterでは、引用RTをすると通知が飛ぶようになっています。昔は飛ばなかったのですよ。

そしてマストドンでは制作者のオイゲン氏が引用BTは晒しなどに使われ良くないとして実装していません。

しかし、過去のTwitterや現在のマストドンでは、投稿にURLを付けることで、間接的に言及は可能です。これは結局晒しを防ぐことにはなっておらず、本当に辞めさせたいなら存在する投稿URLが投稿できないぐらいの制限が必要では?と思ったりします。

引用投稿での通知の必要・不必要は、様々なパターンがあると考えられます。

a. 引用投稿で通知が飛んで行って欲しい人
  1. システムであり:そのまま引用BTすればいい
  2. システムでなし:BTしてから言及すればいい(下記参照の問題からするとリプライしてそれをBT?しかし新たにお気持ちをリプライされても困る問題が)

b. 引用投稿で通知が飛んで来て欲しい人

  1. システムであり:そのまま引用BTしてもらえばいい
  2. システムでなし:BTしてもらってから言及してもらえば良い(参照が大変)

c. 引用投稿で通知が飛んで行って欲しくない人

  1. システムであり:回避方法がない(h抜き?)
  2. システムでなし:そのまま投稿内にURLを含む

d. 引用投稿で通知が飛んで来て欲しくない人

  1. システムであり:回避方法がない(システムでオフにできる必要がある)
  2. システムでなし:何もしなくていい 

このパターン内にも送り手と受け手に合わせて、aとb、aとd、cとb、cとdの組み合わせがあります。

 

この先、まとまらないので、思いついたことを列挙します。

  • aで通知が飛んで欲しい人は、リプライではダメなのか? 
  • bは言及されているなら言及されていることを知りたい
    • 間違った言及をされていたら正したい
      • 通知がなければ間違った言及を正す機会が無くなる
  • 通知を受けたいbと受けたくないdは、場合に寄るのではないか?
    • cの通知を飛ばしたくないと考えている人は、ひっそりと言及したいのだろう
      • そんな内容の通知を受け取って幸せになるかどうか
  • cの通知が飛んで欲しくないのは、そもそも言及元に物を申したいわけではない、言及元に対するお気持ち表明でしかない
    • 言及元からツッコミは不要 
  • BT言及は言及元が参照しにくいのでダメという説
    • 同上
  • システムで通知を飛ばしつつ、通知を飛ばしたくない人はh抜きをするのがベスト?
  • h抜きではリンクを参照するのが面倒
  • システム側で、送るか送らないか、どうかを選べる方がいいのでは
  • 受け手側で通知を切れたとして、切る勇気はあるか?

どのパターンの人間に寄り添うかで、仕様が変わってくるので、この問題、正解がないような気がしています。


2022年12月4日日曜日

今回の波はどうなるか(Fediverse (2) Advent Calendar 2022)

Fediverse (2) Advent Calendar 2022の4日目です。

わたしはnotestockという、分散SNSのログ管理をするサービスを運営していますが、11月頃からの大量移住を受けて、かなり宣伝してもらえたので、あまり書くことがないんですよね。重ねて言っておくことは、グループ登録しといてくださいね、ぐらいです。

グループ登録の説明はこちら

 

しかし、今回の大量移住はどうですかね。

今までにも大量移住は何度かありました。

だいたいがTwitterで二次元絵を発表している人達が、厳しすぎるBAN基準に耐えかねて、みたいな感じでした。

分散SNSの特徴として、拡散されにくいというものがあります。SNSに参加している人間が「この投稿を他の人にも知って欲しい」と思って共有しない限り、システム的に多くの人に見てもらうような仕組みが不足しています。

そのため「多くの人に見てもらって承認欲求を満たしたい」という目的でSNSを使っていると、分散SNSではさみしくて死んでしまうかもしれません。

過去の大量移住では、多くの人が寂しさに耐えられずTwitterへ帰って行ってしまいました。

分散SNSに古くからいる人たちは、「今回もどうせみんな帰っちゃうでしょ」と大量移住が起きる度に言ってきました。


2022年11月からの大量移住では、ちょっといつもと雰囲気が違いますね。

二次元絵を描いている日本人という範囲だったのが、テクノロジー系でもなく、アーティスト系でもなく、何気ない投稿をしていた人達が多いです。

それと、海外での動きが大きいですね。バンバンと公式サーバが作られ、「送信元ドメインによって投稿者の身元を保証する」という望ましい仕組みがきちんと実現されてきています。

いわゆるオタクの人達が多かった世界に新しい風が吹き込んできた感じがあります。

 

ただまあ、Twitterの喧噪に疲れて分散SNSに流れ着いたような人達からすると、少ししんどいところがあるかもしれません。

拡散されにくい仕組みと相まって、上手く棲み分けができるといいなと思って眺めています。


あと、SNSの運営には結構お金が掛かるというところも広まると良いですね。

どうしてTwitterがあんなにも広告が多いのか、タイムラインをごちゃごちゃさせて滞在時間を増やしてたくさんの広告を見せないといけないのか。

分散SNSを運営されているサーバによっては運営費が公開されているところもあります。「自分たちの考えに合わせてSNSを運営する」ということに、どれだけの負担が掛かるのか。それに気が付いて、ウェブサービスとその運営費をどうやって集めていくのか、どうしてそのサービスが無料で使えているのか。そういうあたりに少しでも意識が向くようになると、今後も上手くこの世界が継続していけるんじゃないのかなと思っています。


2022年12月3日土曜日

Engage Kiss(クソじゃないアニメ Advent Calendar 2022)

クソじゃないアニメ Advent Calendar 2022の3日目です。

わたしが紹介するのは、Engage Kissです。

あらすじ
太平洋に浮かぶメガフロート型の独立都市「ベイロンシティ」。そこで民間軍事会社をしている緒方シュウという青年が主人公です。
彼は過去の事故により家族を失っていて、一人で暮らしています。そこにかいがいしく通い妻をしているキサラという女子学生。
電気やガスも止められているようなその日暮らしをしているシュウに、ご飯を作ってあげたり献身的な世話をするキサラなのですが、なんだかちょっと様子が怪しくて・・・。

○○脚本の誰それと△△キャラクターデザインの誰それが強力タッグ!みたいな売り方をされているのですが、個人的にはできあがった作品で判断するタイプなので、気にしていませんでした。昨今のコンテンツ充実度と競争からすると、まあそういうところで目を引いてもらうしかないのかなというのも理解はできます。

公式サイトのイントロダクションやイメージ絵で、悪魔が出てきてドンパチしたり斬り合ったりするぜ!って感じの流れなので、メインがバトルなんでしょうが、個人的にはキサラの性格にやられました。
この子良いよ!
包容力がありすぎる。お母さんか!
この作品では、シュウの昔の彼女、夕桐アヤノという女も出てきます。
アヤノは全然シュウとの未練が切れていなくて、仕事柄もシュウと関わりが続いているのですが、それを良しとしないキサラのヤキモチ焼き具合がかわいい。
シュウもはっきりと言ってやったら良いのに、なんだかんだアヤノを甘やかし、キサラにもペコペコしつつ、それを許してしまうキサラ。

あ、これ、かなりダメンズだ!

というシュウの性格が見えてきます。
キサラはシュウに騙されているのではないか。アヤノもなんだかんだ吹っ切れていないし。
と、かなりシュウに対して評価が厳しくなってきたところで、なぜこんなダメなやつなのかという理由が少しずつ見えてきて、個人的には評価が180度回転したり、もう一回したり、さらにしたりするのですが・・・。

とにかくね、キサラがかわいいんですよ。
語りすぎてもネタバレになっちゃうので、かわいさは作品を見てもらうしかないのですが、4話ぐらいまで見てもらうとキサラの良さが伝わるんじゃないかと。
製作に誰が関わったとか気にはしないのですが、キサラのかわいさを感じると「冴えない彼女の育てかた」を書いた丸戸史明氏が構成・脚本ということで、主人公に対する献身的な女子、加藤恵と重なるところがあります。

献身的な女の子、甘えたくなるし、ちょっとその貢献に返したくなるし、なのでシュウのことも応援したくなるし、アヤノの気持ちも理解できるしで、出てくる人間みんなが「そうなってしまうよな」という納得の行動を取るので、見ていて違和感を覚えにくかったです。
いくら多様性の世界と言えども、理解できない人間というのを見てしまうと、やはり拒否反応というか「こいつさえいなければ」みたいなことを考えてしまうと、なぜこの人間が作品に必要だったのか、なぜこの人間はこんな性格になってしまったのかみたいなところが描かれるまで、ずっとモヤモヤした気持ちになってしまったりして、純粋に作品を楽しめなくなってしまうんですよね。

なので、純粋にキサラの愛情を感じ取れる、良い作品でした。
時にはその愛情がすごい重いんだけど、その重さがかわいさで軽減されていて、ちょうど良い感じでした。

2022年12月2日金曜日

無の癒やし(癒やされたい Advent Calendar 2022)

癒やされたい Advent Calendar 2022の2日目です。

癒やされる・・・癒やし・・・、癒やしってなんでしょうね。
調べてみました。
「癒やされる(いやされる)」の意味 Weblio辞書

それとの関わりを通じて、辛い思いなどが和らぎ、穏やかな気分になること。ストレスが軽減されること。(実用日本語表現辞典)

いかがでしたか?



・・・と、こんなところで終わりませんよ。

辛い思いなどが和らぎ、穏やかな気分になること

とありますね。
「落ち着く~」みたいな感じです。
そして

それとの関わりを通じて

「それ」。何かをすることで、「落ち着く~」になるわけです。

ということで、わたしが最近落ち着くアプリを紹介します。
2048 - Google Play のアプリ
です。



一時期、わたしのHTLで流行っていたのですが、もう誰もやっていません。
数字が並んだパネルをスライドさせ、同じ数字同士をぶつけると足し算され、どんどん足して2048を作ろうというアプリです。

プレイしてみると分かりますが、意外と難しい。
同じ数字同士をぶつけられず、すぐに盤面が邪魔な数字で埋まってしまいます。
全然穏やかじゃない。
ストレスが軽減されるどころか、ストレスが溜まってしまいます。

なんでこんなものを紹介しているんだ!
癒やしを紹介するんだろ?!

そうです。癒やしは、このすぐ側にあるのです。
アプリを開始するときに、盤面の大きさを選択することができます。


この8×8サイズが癒やしなのです!

8×8サイズの何が良いかというと

  • スライドさせ放題
  • いくらでもぶつけられる
  • 失敗してもなんとかなる
  • どんどんデカい数字になる(男の子ってこういうの好きでしょ?)

特に3番目。失敗してもなんとかなる。8×8サイズは、盤面が広いです。
このアプリはスライドさせる度に新しい数字が出てきますが、余裕の収容能力を持っています。
少々ぶつけられなくても、余った数字が盤面を埋め尽くす前に、否応なしに同じ数字がぶつかって足し算されていきます。
その結果、ちょっとスライドさせる方向を間違えたところで、なんとでもリカバーできるのです。
失敗しても安心。
その結果、どんどん数字が大きくなっていきます。

今わたしがプレイしているのがこれですが、2048どころか131072なんて数字になっています。
本当に終わりません。
上で紹介した8×8パネルでも、もう読めませんが1073741824なんて数字も見えます。

終わらないの?作業ゲー?いやゲームじゃないのでは?

そう、ゲームではありません。癒やしアプリです!

マイクラでひたすら地面を掘り進むとか、巨大なプチプチシートを永遠と潰しているとか、ああいう感じです。
失敗しても余裕で受け止めてくれる盤面。
それを見せつけてくれる大きい数字。

癒やされますよ。

2022年12月1日木曜日

開通前の道路が好き(運輸・地理関係 Advent Calendar 2022)

運輸・地理関係 Advent Calendar 2022の1日目です。

交通機関・地理・おでかけあたりのネタで、なんでも良いと言うことだったので、その辺に関する好き話を少し。

タイトルにも出ていますが、わたし、開通前の道路が好きなんですよ。
それも、特に衛星写真で見るのが大好物です。

これだけではよく分からないと思うので、順番に出していきましょう。

スクリーンショット

大阪府の北部、茨木市の山奥です。
このあたりは、神戸と名古屋を結ぶ名神高速道路を補う目的で新しく作られた、新名神高速道路が通っています。
2017年末に開通したのですが、高速出入り口のそばの山を切り開いた中に、物流センターを建てて、京阪神の物流拠点にしようという感じみたいです。
高速道路は開通したものの、街作りの方が追いついておらず、衛星写真を拡大してみるとまだ道路に白線が引かれていなかったり、土のままだったりします。

このあたりは、南東部分に安威川(あいがわ)ダムも建設中で、高速道路が開通する前から谷底を縫うように走っていた府道46号線の付け替えをしつつ、高速道路へのアクセス道路にする工事が行われていたりしました。

このように、工事の具合を眺めることで街作りの方向性が見えてきたりします。
次のものを見てみましょう。

スクリーンショット全体 スクリーンショット大阪側スクリーンショット奈良側

大阪と奈良の間は、いくつかの国道で結ばれているのですが、その中でも一番北側に位置する国道163号線のバイパス工事現場です。
このあたりは、元から対面通行の国道163号線がありました。写真にある太い道路に沿ってクネクネとしている道です。
昔ながらの曲がりくねった危険な峠道を、4車線の高規格道路にしようということで、新しく建設されています。
大阪側はかなり工事が終わっています。写真にある川が流れているあたりで工事が終わっています。
そう、この川を境に大阪府と奈良県が分かれています。
奈良県、全然工事進んでないじゃん!
地図を東(右)に進めると、300mほど工事がされている区間があったりしますが、ここに繋がるのは果たしていつになることやら。

こんな感じで、地域によって道路に対する温度感みたいなものが感じ取れたりします。

次はスクリーンショットを出してみましょうか。次の写真にも、工事中の高速道路が映っています。どこか分かりますか?

見つけ方のポイントは、GoogleMapsの高速道路を表す黄色い線が、途中で不自然な終わり方をしている場所です。

答えは↓

操作しやすいGoogle Mapsも貼っておきましょう。

スクリーンショット

新名神高速道路の滋賀と京都を結ぶあたりです。
最初に挙げた土の道路はまだ道路の形をしていましたが、このあたりはとりあえず木を伐採しましたという感じです。場所によっては伐採もされていなかったりしますが、全く手つかずの部分はトンネルになる可能性が高いです。
こういう画像を見ると「地図に残る仕事」って、壮大ですごいなという感じしませんか?

この「山の中を伐採して進む道」という点では、東名阪自動車道の工事現場もなかなか見物でした。
東名阪自動車道は田園部分を貫いていく箇所があるのですが、用地買収が終わって農家の持ち物ではなくなった田んぼという状態が存在しました。
農家が管理する田んぼと、農家の持ち物ではない田んぼには、稲が植えられているかどうかという違いが現れます。
道路を作る人は稲を植えないですし、自分の持ち物じゃなくなった田んぼにも稲は植えないですもんね。
その場所が今どうなっているかというと・・・。

スクリーンショット

はい。もう完成しています!その様子は見られません。
Googleストリートビューは、古い年代の写真が見られたりしますが、今のところGoogle Mapsの衛星写真は新しいものだけなんです。
国土地理院が公開している年代別航空写真もありますが、撮影間隔が結構長いようで、場所によっては肝心の部分が写っていなかったりします。
今回の場所は、なんとか国土地理院の写真にも収録されていました。


リンク:https://maps.gsi.go.jp/#17/35.029359/136.515625/&base=ort&ls=ort&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

どうですか、このコントラスト!うっとり来ますよね。
土地の境界線らしい縁取りがないところもあるのに、稲の生え方で境界線が見えてしまう。
人の営みに食い込んでくる道路という景色が思い浮かびます。

わたしが関西に住んでいるので、関西方面の工事現場をいくつか挙げてみましたが、日本全国で道路の建設が行われています。
各自治体の道路課や施設課あたりや、高速道路ならNEXCOのサイトに掲載されていたりします。

新しい道路ができると暮らしが便利になり、一瞬で通り過ぎてしまいますが、この道路ができる前はここはどんなところだったのか、なんてことに少し思いを寄せてみると、そこに住んでいた人・自然にありがたみを感じるかもしれません。


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