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2013/01/06

「エクセル・サーガ」読了

ハーイル、イル・パラッツォ!

この作品も長かった。
元々は専門学校の友人から面白いと聞き、読み始めた作品だった。

世界征服を企む秘密結社アクロス。しかし道は遠すぎるのでまず目指すは市街征服、といういかにもなギャグ漫画、登場人物みんなクセがあり過ぎ。
ハイテンション、ドタバタなので、一気に読むのは大変疲れる。
20巻ぐらいまでは、なんとか追いかけていたんだけど、だんだん離れてしまっていた。

細かい書き込みにボケが散りばめられており、じっくり読み込まないと、見落としてしまうところがありそうなのも、疲れる原因だったかもしれない。
話が進むにつれて、なんとなく登場人物たちの謎が想像できた。 壮大になりすぎて最終的なオチが、ちょっと弱いかなぁと思ってしまったりしたが、みんな幸せそうなので、それはそれでありかなと。
女性キャラたちのスタイルが良くて、眼福でした。行き過ぎるとしんどいなという感じで、ほどほどが良いようです。

「ヨコハマ買い出し紀行」読了

この作品も、アフタヌーンで通学時間に読んでいた作品。
途中の部分だけ読んでいて、作品の世界が気に入り、ずっと気になっていた。
この度、まとめて読みなおした。

海面上昇により人口が減った世界。
岬の先端で喫茶店を営むロボット、アルファさんとその周りの人々を描いたお話。
終始スローペースで、のんびりとした流れがとても気持ち良い。
登場するロボットは、ロボット離れした感情を持っていた。自分たちなりに考え・感じ、人が忘れてしまいそうな気持ちを思い出させてくれる気がした。

作品の中に登場する謎が、謎なままなのが少し気がかり。
しかし、それも人間には思いもつかない、または海面上昇など、人の手に負えなくなってしまった大きな流れの一部かと思うと、それほど気にならなくなってしまうのが不思議だ。
自然の流れに逆らわず、そういうもんだと思って身を任せて読むのがとても心地よい作品だった。

「狼と香辛料」読了

以前から、Amazonに「○○を読んだ人へ『狼と香辛料』をおすすめします」と言われていた。
しかし、表紙からして獣耳だし、個人的には人外に手を出してはならんという一線があって、可愛らしい表紙なんだけどずっと見ないふりをしていた。
ところが、ここ最近の読書傾向からして、救われないお話が続き弱っていたわたしは、うっかり萌え要素に逃げてしまったわけだ。

中世西欧のような世界を舞台に、行商人ロレンスと獣の耳と尻尾をもった少女ホロの珍道中。
ホロは人ならざる者だが、 お話の中に一部ホロの持つ能力が出てくるだけで、基本的には現実世界を踏襲したお話だった。ファンタジー物が若干苦手なわたしは、魔法が出てこない世界は大変過ごしやすいところだった。
ロレンスはお金に目がない行商人ではあるが、根がいい人のせいで、素直に慣れなかったり、ホロも似たもの同士で歯車がズレながらも、そんな二人はいつしか惹かれ合い・・・、読者層をよく捉えて感情移入しやすい設定だと感じた。
序盤こそ、そういう設定にあざとさを感じたのだけど、魔法など想像しにくい設定で状況をひっくり返すようなことがなく、 納得の行くストーリー運びにがっつりと心をつかまれてしまった。
設定上、二人にはどうしても超えられない壁があった。しかし、登場人物たち自らその壁に向き合い、納得した上でその壁と付き合っていく様子が丁寧に描かれており、救いがない流れながらも読者を納得させられたのではないかと思う(それまでに読んだ作品により受けたダメージのせいもあるかもしれないが)。
作品世界から離れた今でも、二人ならその壁を乗り越えていけると信じることができる。抱いていた心配も登場人物たちに「ほら、わたしたちは大丈夫だから」と説得されてしまった。
久々に気持ちのよい読後だった。

基本的に1冊から2冊で話がまとまるので、読み易かった。短編集のSide Colorsも、その性質を利用して、旅の途中のひとときを切り取ったものとなっている。もっと、いろいろなひとときを見てみたい。しあわせであり続ける物語。ずっとしあわせであり続けたい。

「犬神」読了

こちらも11月中に読み終わっていた本。
専門学校時代に、アフタヌーンを読んでいて、そこに掲載されていた。
阪急電車で梅田から三宮まで乗っている間に読んでいたんだけど、完結する前に就職して、本を読むタイミングがなくなり、それっきりになっていた。
図書館に愛蔵版があったので、読んでみた。

「寄生獣」にあるような、ドロドロぐちゃぐちゃでスパンスパン、きゃー、うぎゃ、ぐえぇ、という、スプラッタなお話。
人間やその他動植物を超越した存在が登場し人類と対決、というか人類をお仕置きというか、自然を汚す人間なんか要らないよねという、日本ファルコムの「ドラゴンスレイヤー6英雄伝説」みたいなテーマ。
この作品も、結局なんだかんだでいろんな人々が、自分の意志とは無関係に物事に巻き込まれてしまい、救われないという感じだった。
わたしとしては悲しい部類のお話。
登場人物達の納得具合が伝わってこないので、登場人物たちと同じように前向きになれず、読み終わった後のもったりとした暗いものが横たわり、置いて行かれた気分になってしまった。

「ジパング」読了

11月頃に読み終わっていたのだけど、書くのが遅くなってしまった。
以前から、マンガ喫茶などでちょこちょこ読んでいたのだけど、近くの図書館に揃っていることが分かって、一気に読みなおした。

「最新鋭イージス艦が太平洋戦争のど真ん中に出現したら」という設定。
映画「戦国自衛隊」みたいな、「時空を超えた、もしも」の世界を描いたもの。戦国自衛隊は見たこと無いんだけど。ドラえもんのタイムマシーンが登場する回とでも言うか。
歴史にどこまで介入するか、というタイムスリップものにありがちな課題。
結局、歪みはどうしても大きくなり、大きな変化を迎えてしまうのだけど、登場人物たちは突然元の生活から切り離され、その変化に飲まれてしまう。
もしもネタが好きな人には、楽しめるのではないかと思う。

個人的には、本人達のせいじゃないのに理不尽に巻き込まれた人たちは、元の生活に戻れるところに趣向を感じる(ハッピーエンド脳)ので、登場人物達は新しい世界に納得しているようなんだけど、なんだか心にモヤモヤが残る感想となった。

2012/12/21

防潮堤の国

その国の海岸からは、沖に向かって電線が伸びていました。
高台にエルメスを停め、キノは水平線に消えていく電線を眺めました
「壮大な眺めだね」
とエルメスの感想。
「すごいでしょ」
ハイキングの格好をしている女性が、声をかけてきました。
「海の向こうにまで電気を届けているんですか?」
「いやいや、逆だよ」
「逆?」
「そう、この国は海の向こうから電気をもらっているの」
「こんなに大げさな設備を作ってまで、電気が必要だったの?」
キノが思いついたのと同時に、エルメスが質問をしました。
「もったいないから」
「もったいない?」
そこで女性は海の向こうに視線を向け、語りはじめました。
「昔、海の向こうに小さな島国があってね。火山が多くて地震や津波にくるしんでいる国があったんだよ。
とても技術力はあったんだけど、あるとき巨大な地震と津波のせいで発電所が壊れて、発電に使う有害物質で国土が汚染されてしまった。
今は綺麗な土地に戻っているんだけど、そこに住んでいた人たちは、また同じようなことがあってはいけないと、発電所をとても高い堤防で囲んだんだ」
「ちゃんと学習したんだね」
エルメスの言葉に、女性は少し困ったような顔を浮かべて振り返りました。
その表情の意味が分からず、キノは訊ねました。
「その国の人たちは、今も安全に暮らしているんですか?」
女性は再び海に向き直り、
「その後、また津波があってね。発電所の堤防は高かったから、国土は汚染されなかったんだけど、他の堤防が疎かになっていたんだ」
「ありゃま」
「きれいさっぱり流れちゃってね。今その国には発電所だけ残っているんだ」
「なるほど、それでもったいないと」
「そう、使う人がいないのに、発電所は電気を作り続けている。
最初の災害の後、技術力が更に上がって施設も安全になって、もう壊れることはないから、今後何があってもあの国は電気を作り続けるんだよ」
「儲かっちゃったね」
エルメスに本音を言い当てられたからか、女性は苦笑を浮かべました。

港へ続く海沿いを走りながらエルメスが訊ねます。
「海の向こうの国には渡ってみるの?」
「いや、行かない」
「まあ発電所しかないもんね」
「なにか特産品でもあればいいけど」
「電気しかないもんね」
「それより美味しい魚が食べたい」
「いいね」
「エルメスは食べられないでしょ」
「塩気はちょっと・・・」
「エルメスも電気で走れるようになったらいいのにね」
「電気もちょっと・・・」
「魚の油なら、頑張れる?」
「キノほど食いしん坊じゃないよ」
「まずは生き残らないと、好き嫌いも言えないよ」

2012/10/07

地元神社の祭り

昨日、家の近所の神社でお祭りがあった。
天狗が出てくると言うので、朝の10時頃に見に行ったら、すでに子供神輿は終了していて境内では子供たちが騒ぎ、数えられるぐらいの老人たちが神事を見守っていた。神社の本殿では神事が執り行われていて、スーツを着た人や法被を着た人たちが、神主からお祓いを受けたり、巫女さんが舞ったり、お神酒を受けたりしていた。
「あの中の誰が天狗に変身するんだろう?」
「神主が祭壇へ登ってお神酒をとっているついでに天狗に変身するんじゃないか?」
「あのスーツを着た足元おぼつかない最長老が、天狗に豹変するに違いない」
などと言いつつ見守る。
待ちくたびれて座り込んでいる孫を連れたおじいちゃんが「天狗出てくるで」と言っているので、天狗がでてくる事自体は間違いないようだ。

そうこうしているうちに神事は無事終了し、神主さんが表に出てきて「どうぞお入りください」などと言う。
見物人もいつしか数十人になっていて、ぞろぞろと本殿の中へ。
要領が分からずまごついていると、お婆さんから「早くから来られてたんだから、どうぞお先に」と勧められ、一同と一緒に本殿内へ入り着席。
後ろの方では何やら「二人分の席が足りない」などの声が聞こえる。

やがてお神楽が始まり、巫女さんが剣と鉾で舞い始め、神楽鈴(手に持つ鈴がたくさんついた物)でお祓いも受ける。すると三宝に載った赤いキーホルダーが出てきて、参加者に配られ始めた。
しかしよく見ると、周りの人は小さなピンク色の小さな紙切れを持っていて、それと引き換えに授かっているようだ。
我々は飛び入りでそんなものは持っていない。
「なに!部外者が居るだと?」
「者ども出会え出会え!」
「氏子にも成らずして天狗様のお力を甘受するなど!」
などと言う事はなかったが、ちょうど受け取った者から解散のような状態になっていたので、そそくさと退散。
同じ町内に住んでいるのだけど、昔から付き合いのあるところにしかお知らせは回っていないのか、町内会に入っているところだけなのか、我々の住むマンションにまでは氏子募集のお知らせは来てなかったのだった。あの紙の相場はいくらぐらいするのだろう。

きっと後ろで座れなかった人たちの席を取ってしまったんだ。申し訳ないことをした。
教訓、神事への飛び入り参加は注意しよう。

2012/08/19

カブのエンジンオイルを交換

メーター11008km。
4500kmぐらい走ってしまった。お店の人はオイルの交換は5000kmぐらいでいいって言ってた気がするんだけど、ネットで検索するとマニュアルには3000kmって書いてあるらしい。マニアっぽい人は1000kmで交換してるとか。
5000kmも交換しなかったら3年ぐらいで駄目になるとマニアっぽい人は書いていた。お店の人はまた買わせるためにそう言ったのかな?

ペットボトルを半分に切って、そこに受けるようにした。
「ドレンボルトを閉めすぎるな、最初に締まっていた感覚で閉めろ」とネットには書いてあったが、結構強く締まっていた。
ドレンボルトはエンジンの真下、17mm。斜めに付いている14mmを開けちゃうと、なんかバネとか出てくるらしい。
オイルが出なくなっても、キックスタートのペダルを踏めば出てくる。
もう出ないかなってところでドレンボルトを締めて、上からオイルを注ぐ。キャップを何度か閉めて注油量を確認。

それからチェーンの調整も行った。
チェーンカバーを外してたるみを確認。チェーンカバーは外さなくても、黒いカバーを外せばたるみは確認できる。
今回はもうたるんでいるのが音で分かったので、最初からカバーを外してしまう。
後輪位置を決めるのは自転車と同じ。左右のねじを調整して、チェーンがまっすぐになるように。
メモリが付いているけど左右でずれているので信用できない。1cmぐらいのたるみを残しておく。

オイル交換後は若干エンジンが掛かりにくかったが、何度かキックしたりセルモーターを回すとエンジンが掛かる。
アイドリング音もしずかになって、回転数も下がった感じ。
チェーンのたるみがなくなった分、ミッションを切り替えたときの前後の振動がなくなった。
延びすぎたらチェーン交換という認識でいいのかな。

後輪のチェーンが噛む部分がサビだらけだったけど、油が足りないのだろうか?
チェーン側の油は足りなさそうだったので、機械油を指した。

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