スクリプト類とメニューボタン

トップ ソフト 雑記 日記 リンク
ラベル 思ったこと の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 思ったこと の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026/04/27

明らかにコンテンツ収集のクローラーが増えた

最近、サーバー負荷高くないですか?

同一アクセス元からの、アクセス頻度制限回避のためか、
  • 同一IPアドレスからなのに、毎回User-Agentがバラバラのアクセス
  • アクセス元がバラバラ。でも/16レベルで特定のデータセンターから散らしてアクセス
  • サービス対象じゃない国からの大量のアクセス
  • 人間が巡回してたら、絶対に開かないようなURI(歴史的経緯で残っているがもっとUXのいいアドレスがある)への継続的なアクセス
などなど。
もう、LLM用のデータ収集だろ?という感じがあるのですが、まだ大手はちゃんとUser-Agentを名乗って、自社データセンターからアクセスしてくれるので良心的です。
(meta-externalagent、お前はちょっとやり過ぎ。)

サーバー側でアクセス解析とかしていると、人間じゃないアクセスが大量になって、統計が狂うんですよね。
あと、あまりにも無限のサーバーリソースがあると思ってるのか、大量の負荷を一気に掛けてきたりします。
なぜこちらがバースト費用払って、お前のデータ収集に付き合ってやらなければならないのか。
過去に検索エンジンのクローラーの行儀が悪いと話題になってブロックされまくったサービスがある事とかも知らなさそうです。
AWSのWAFとか、Cloudflareとか噛まして、チャレンジ(ページを開いたときにロボットによるアクセスか確認されるあれ)を設定していても、もう当然のように通過してきます。
ほかに、アクセスを見ていると、どうもbotネット構築しているよね?という感じで日本国内からのでも同様のアクセス(データセンターじゃなくて、普通のプロバイダ経由)があったりします。

結局サービス対象じゃない国・地域からブロックしたり、AS番号単位でブロックしたり、ハニーポットURIを用意して掛かったアドレスを個別にBANとかしているのですが、なんか不毛だなぁと。

2026/03/10

ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション Switch2エディションをクリアした

(ネタバレがあるのでご注意ください。)

2015年、WiiU版ゼノブレイドクロスが出たときに、とあるゲーム情報サイトで『「ゼノブレイド」シリーズは単体で完結するから、前作をやっていなくても気にせずオッケー』とか書いてあって、ふむふむやってみるかと買った。
そしたら、最後の最後まで来て、「えーっ!」て終わり方して、最悪の体験だったんだけど、その後全く音沙汰が無く、あれから10年。

2025年、ついにゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション(ディなんとか覚えられないんだけど、完結版とかじゃだめなん)が出たので、Switch2購入後の2026年にまた買った。最後の続きだけさせて欲しいなと思っていたが、そういうオプションは無いみたい。仕方ない。
そう言えばこんな話有ったなーと半分ぐらいプレイしたところで、Switch2エディションが出た。遅いよ!
まあ買ったんだけど。

WiiU版で未完だった所まで来て、この後どうなるんだと思っていたら、急にそれまで全く絡みのなかった人が出てきて、なんか主人公みたいな振る舞いするし、プレイヤーの役割、何?みたいになっちゃった。アルの役割を主人公にさせても良かったのでは、何らかの理由でスペアB.B.に意識が繋がってしまって、みたいな。
第13章、前編・中編・後編、長いよ。ここまでの流れを考えたら、これ13章・14章・15章の割り振りでいいと思うんだけど、やはり3章も追加されるとWiiU版の未完っぷりが思いっきり出るから、やりたくなかったのかな。

それまでに広げすぎた風呂敷を畳む必要があると思ったのか、無理矢理畳んだ感を覚えた。
たびたび戦闘終了のかけ声で「この星で生きる!」って言ってて、その気分になっていたのに、本当にこの流れが必要だったのかなぁと思ってしまった。
セントラルライフと身体を見つけて、めでたしめでたしじゃダメだったんかな。
なぜか他星人と意思の疎通が出来てしまうミラの不思議は、サマール人の技術が星に埋め込まれていて、良い感じになってるんすよーじゃダメだったんかな。

まあ、でもこの流れの方が、ゼノブレイドクロス2出せるか。

2026/02/09

ウェブ広告への不満

昨今のウェブ広告への不満の蓄積具合がすごいですね。
私もウェブサービス作成に関わっていて、ウェブ広告のおかげで収入を得ているところもあるので、なんとか広告ブロッカーは使わずに生きているのですが、それにしても目に余るものがあります。
広告の表示のされ方(画面が埋め尽くされる・閉じるボタンが分からない)は言われ尽くしている感じがあるので、それ以外の部分で。
綺麗にまとめたいのですが、上手くまとまらないのでダラダラと書きます。

参考:
「×」ボタンをタップしても消えない――「UI偽装広告」が壊すデジタル社会の常識:小寺信良のIT大作戦(1/3 ページ) - ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2602/04/news050.html

1. ちゃんと管理しろ

詐欺サイトに繋がる広告などが表示されている事に対して、広告を掲載しているサイトの言い分として「広告プラットフォームがそうしているので対応できない」という言い訳。
これ嘘ですからね。
特に詐欺広告が表示されているGoogleアドセンスなどですが、管理画面からブロックできるようになっています。
ちゃんと自社サイトにどんな広告が表示されているか、リロードして確認してブロックしてください。
専任者をあてがって管理するコストが出せないだけですよね。

2. ちゃんと表記しろ

記事が次のページへ続く時など、リンクをクリックすると全画面広告が表示される時があります。
ブラウザによるページ離脱のイベントで表示されているだけではあるのですが、だったら元のリンクに「次ページへ」ってリンクで広告を表示するな。ちゃんと「広告を見て次ページへ」と表記して欲しいです。
出てくる広告には「閉じる」って書いてあるので、「いや次ページへ行きたいんだけど」ってなります。
重箱の隅的なのは理解していますが、体験として「書いてある操作と動作は一致させて」欲しいのです。

あとニュースサイトなどで記事を開いた直後に表示される「広告を表示すれば24時間広告が減ります」という表記。
先述の通り私は広告ブロックは入れてないので、広告は見てるんですよ。それなのに「広告を表示すれば」って何? 広告減らさなくて良いから、今すぐ読みたいんだけど。
選択肢がないのなら、「記事を読むには先に広告を閲覧する必要があります」と書いて欲しい。


で、広告を掲載するサイトが「こんなの管理しきれないよ」ってなるところからの、広告プラットフォーム・主にGoogleアドセンスに対しての文句に繋がるのですが

3. ちゃんと管理できるようにしろ

他のサイトで不正な広告を見つける度に、自分が管理する広告に、ブロックの設定を追加しています。
おかげでアドセンスの「ブロックのコントロール」→「広告主の URL」の欄は「上限: 500 個」と書いてあるのに既に「1,797 件」の登録があります。上限でエラーにならないのは偉いです。(もしかしたら500件しか採用してないのかもしれないが)

ここで大量に登録していると、だいたい詐欺サイトが作られるドメインというのが見えてくるんですよ。
「~.windows.net」とか「~.ondigitalocean.app」とか「~.ru.com」とか「~.sa.com」とか。
もうなんだったら「.ondigitalocean.app」とか「.top」とか「.online」とか、トップレベルで登録したいんですけど、これ「有効なトップレベルドメインを指定してください」ってエラーになって、できないんですよね。

ドメインに信頼性が持てないので、そういう行動を取れるようにして欲しい。

それと不正な広告が表示されているのを見て、広告レビューセンターで検索しても出てこないんですよ。
たぶん集計してからじゃないと出てこないみたいで、昨日までに表示されていた広告は出てくるみたいなんですけど。
別に今日の表示件数を出せとは言わないので、「今表示される可能性のある広告」は見られるようにして欲しいんですよね。「よそのサイトに表示されているのを見て先行ブロック」ができるようになって欲しいです。

こんなところにグダってないでフィードバックしろよと言われるかもしれませんが、フィードバックしても、なしのつぶて?のれんに腕押し?なーんも変わる気配が無いです。難しいですって返事があるわけでも無し。

なのでこの不満は解消されることが無いんだろうなぁと思って、自分のサイトに放流しておきます。
これでずっとイライラしてるのも、なんか疲れるので。


「アドセンスなんか使うからだろ」ってなるかもしれませんが、国内のプラットフォームでも、向こうから勧誘メールが来て申し込んだのに無視されたところとか、管理画面がなくていちいち担当者にメールを書かないといけないけど、そのメールも全く反応されないとかなので、サイト管理者が管理できるという以前の問題だったりします。
あと、詐欺広告が表示されているときに、自サイトに表示されてるいる広告を確認しようと何度もリロードしていたら、機械的なクロールと判断されて自宅のIPアドレスで広告を表示されないようにされたところもありました。

こうやって真面目に管理してても、管理してないサイトのせいで広告ブロッカーを入れられる原因となり、巻き添えを食うんですよね。
みんなでちゃんと管理していきましょうよ。


2025/10/10

サポート詐欺の出所を調べた

最近、ウェブサイトでよく見かける、続きを促すような広告。


こういうのをクリックすると、だいたいサポート詐欺のサイトに飛びます。 

 


広告から開いたページは一見普通のサイトなのですが、そこからさらに詐欺サイトにリダイレクトするようになっているようです。 
広告からリンクが貼られているサイト自体は、至って真面目に作られているようで、全てのコンテンツを詐欺グループが作っているように見えません。 そう考えると、WordPressなどのサイト作成ツールに不正ログインされ、何かを埋め込まれているようです。 

そんなある日、結構有名企業で出るという話が流れてきたので、調べてみました。

確かにサポート詐欺の画面に切り替わります。
ブラウザで発生するイベントにブレークポイントなどを仕掛けて追いかけてみると、犯人を見つけました。

侵入されて書き換えられている?と思ったのですが、どうやらこのpagoda56.com、アクセス解析のサービスだったものが、サービスの終了などにより手放され、詐欺グループに取得されてしまったもののようです。

Post by @Eai@stellaria.network
View on Mastodon
Post by @Eai@stellaria.network
View on Mastodon

サービスを終了させた会社がきちんと顧客に連絡しなかったのか、顧客が単に放置しているだけなのか分かりませんが、こういうのも気をつけてほしいですね。

2024/02/04

fitbit charge 5が壊れた(らしい)

コロナ禍全盛期だった2021年、車を運転中だった人が亡くなり、調べてみると新型コロナウイルス(COVID-19)に掛かっていて、気がつかないうちに肺に問題が発生して血中酸素濃度が下がっていることがあるらしいというニュースがありました。
それまで、ワクチン接種も行いマスクをして気を付けていましたが、同じようにしていても感染する人の話も聞いていたので、普段から血中酸素濃度の確認もしておいた方がいいのかなと思い、血中酸素濃度も測れる活動量計を探すことにしました。
ちょうど夏の時期で、fitbitからcharge 5という新機種が発売されるので予約受付中という情報を得て、2021年9月にfitbitサイトで予約を行い、10月1日に受け取りました。

特に問題なく・・・ということも無く、細かいトラブルはありつつもこれまで使ってきていたのですが、2024年1月に振ってきたファームウェアアップデート後から、それまで5日ほど持っていた電池が、半日も持たなくなりました。
ずっと監視しているわけにも行かないので、頻繁に見るようにしていると、残量80%ぐらいから電池が切れてしまうようです。
Twitterで検索してみると、私と同じように買って3年ほどで発生している人、2年ほどで発生している人、半年で発生している人などが見つかりました。どうにも新しいファームウェアが怪しい気がします。

そこでfitbitのWebサポート窓口へ、フォームウェア更新後から電池が持たなくなったこと、前のバージョンに戻す方法はないのかを質問しました。
返ってきた内容は、問い合わせに対する最初の回答でありがちな、アプリ更新をしろ、同期されていないから再起動をしろ、という回答でした。
とりあえず試してみましたが、解決しません。

改善はしなかったという状況と、今のアプリやファームウェアのバージョンなども全て書いて、Twitterにあった同様の症状の投稿を紹介しつつ、ファームウェアに問題があるのではないか、戻す方法はないのかを再度質問しました。
しかし返ってきた内容は、同じようにアプリの更新とバッテリーのリフレッシュ方法のみで、それでも効果が無ければ保証期間を過ぎているので交換はできない、領収書のスキャンなど購入情報を提示すればストアで使える割引クーポンを発行するという内容でした。
バッテリーリフレッシュは、充電池を積む機器でよくある、完全に使い切って満充電を2回ほど繰り返すというものでした。
使い切れと言っても80%で電池が切れてしまうのですが、その状態だと再起動も効かず、充電ケーブルを繋ぐと立ち上がってきて使えるようになるという状況でした。
そのため80%で電源が切れる
 →充電ケーブルを繋いで再起動、すぐにケーブルを外して満充電せずに使う
  →50%ぐらいで電源が切れる
   →充電ケーブルを繋いで再起動、以下同上
    →30%ぐらいで電源が切れる
     →充電ケーブルを繋いで再起動、以下同上
      →10%ぐらいまでバッテリー残量警告画面を確認
       →電源が切れたのを確認して満充電
という流れを繰り返しましたが、改善はしません。

改善しなかった旨と、購入情報として公式サイトで注文したときのメールのスクリーンショットと注文番号・注文日を書いて返信しました。(公式ストアの注文履歴は2年しか残っていないようで、2021年のものは表示できないという表示だった)
返ってきた内容は、おそらく故障だろうこと、有償交換でも新品を買うより高くなるので対応できない、購入店に相談してみると何か対応があるかもしれない、というものでした。クーポンの発行も無し。

ファームウェアの話に全く触れないのはなんなのでしょうか。サポート窓口と技術部門の間にパイプはないのでしょうか。
それと、購入情報を提示しろと言われたからしたのに、購入店に相談しろというのは、会話が成立していません。
公式サイトの窓口と、サポート窓口は別なのでしょうか。
技術部門にコンタクトする窓口はないのか、公式サイトで購入したのに問い合わせ窓口と異なるなら案内して欲しいと書いて返信したのですが、同じ文章が返ってきました。
サポート窓口は個人名も名乗っていたのですが、どうやら最近よく見るチャット形式のサポートと同じで、質問に近いような返答を自動で返す仕組みのようです。

Googleに買収されて、いろいろ削られ大変なんだろうなとは思いますが、まあもうここの製品は使わないでおこうと思った次第です。


2022/12/28

引用投稿で通知が飛ぶべきかどうか問題

Twitterでは、引用RTをすると通知が飛ぶようになっています。昔は飛ばなかったのですよ。

そしてマストドンでは制作者のオイゲン氏が引用BTは晒しなどに使われ良くないとして実装していません。

しかし、過去のTwitterや現在のマストドンでは、投稿にURLを付けることで、間接的に言及は可能です。これは結局晒しを防ぐことにはなっておらず、本当に辞めさせたいなら存在する投稿URLが投稿できないぐらいの制限が必要では?と思ったりします。

引用投稿での通知の必要・不必要は、様々なパターンがあると考えられます。

a. 引用投稿で通知が飛んで行って欲しい人
  1. システムであり:そのまま引用BTすればいい
  2. システムでなし:BTしてから言及すればいい(下記参照の問題からするとリプライしてそれをBT?しかし新たにお気持ちをリプライされても困る問題が)

b. 引用投稿で通知が飛んで来て欲しい人

  1. システムであり:そのまま引用BTしてもらえばいい
  2. システムでなし:BTしてもらってから言及してもらえば良い(参照が大変)

c. 引用投稿で通知が飛んで行って欲しくない人

  1. システムであり:回避方法がない(h抜き?)
  2. システムでなし:そのまま投稿内にURLを含む

d. 引用投稿で通知が飛んで来て欲しくない人

  1. システムであり:回避方法がない(システムでオフにできる必要がある)
  2. システムでなし:何もしなくていい 

このパターン内にも送り手と受け手に合わせて、aとb、aとd、cとb、cとdの組み合わせがあります。

 

この先、まとまらないので、思いついたことを列挙します。

  • aで通知が飛んで欲しい人は、リプライではダメなのか? 
  • bは言及されているなら言及されていることを知りたい
    • 間違った言及をされていたら正したい
      • 通知がなければ間違った言及を正す機会が無くなる
  • 通知を受けたいbと受けたくないdは、場合に寄るのではないか?
    • cの通知を飛ばしたくないと考えている人は、ひっそりと言及したいのだろう
      • そんな内容の通知を受け取って幸せになるかどうか
  • cの通知が飛んで欲しくないのは、そもそも言及元に物を申したいわけではない、言及元に対するお気持ち表明でしかない
    • 言及元からツッコミは不要 
  • BT言及は言及元が参照しにくいのでダメという説
    • 同上
  • システムで通知を飛ばしつつ、通知を飛ばしたくない人はh抜きをするのがベスト?
  • h抜きではリンクを参照するのが面倒
  • システム側で、送るか送らないか、どうかを選べる方がいいのでは
  • 受け手側で通知を切れたとして、切る勇気はあるか?

どのパターンの人間に寄り添うかで、仕様が変わってくるので、この問題、正解がないような気がしています。


2022/12/04

今回の波はどうなるか(Fediverse (2) Advent Calendar 2022)

Fediverse (2) Advent Calendar 2022の4日目です。

わたしはnotestockという、分散SNSのログ管理をするサービスを運営していますが、11月頃からの大量移住を受けて、かなり宣伝してもらえたので、あまり書くことがないんですよね。重ねて言っておくことは、グループ登録しといてくださいね、ぐらいです。

グループ登録の説明はこちら

 

しかし、今回の大量移住はどうですかね。

今までにも大量移住は何度かありました。

だいたいがTwitterで二次元絵を発表している人達が、厳しすぎるBAN基準に耐えかねて、みたいな感じでした。

分散SNSの特徴として、拡散されにくいというものがあります。SNSに参加している人間が「この投稿を他の人にも知って欲しい」と思って共有しない限り、システム的に多くの人に見てもらうような仕組みが不足しています。

そのため「多くの人に見てもらって承認欲求を満たしたい」という目的でSNSを使っていると、分散SNSではさみしくて死んでしまうかもしれません。

過去の大量移住では、多くの人が寂しさに耐えられずTwitterへ帰って行ってしまいました。

分散SNSに古くからいる人たちは、「今回もどうせみんな帰っちゃうでしょ」と大量移住が起きる度に言ってきました。


2022年11月からの大量移住では、ちょっといつもと雰囲気が違いますね。

二次元絵を描いている日本人という範囲だったのが、テクノロジー系でもなく、アーティスト系でもなく、何気ない投稿をしていた人達が多いです。

それと、海外での動きが大きいですね。バンバンと公式サーバが作られ、「送信元ドメインによって投稿者の身元を保証する」という望ましい仕組みがきちんと実現されてきています。

いわゆるオタクの人達が多かった世界に新しい風が吹き込んできた感じがあります。

 

ただまあ、Twitterの喧噪に疲れて分散SNSに流れ着いたような人達からすると、少ししんどいところがあるかもしれません。

拡散されにくい仕組みと相まって、上手く棲み分けができるといいなと思って眺めています。


あと、SNSの運営には結構お金が掛かるというところも広まると良いですね。

どうしてTwitterがあんなにも広告が多いのか、タイムラインをごちゃごちゃさせて滞在時間を増やしてたくさんの広告を見せないといけないのか。

分散SNSを運営されているサーバによっては運営費が公開されているところもあります。「自分たちの考えに合わせてSNSを運営する」ということに、どれだけの負担が掛かるのか。それに気が付いて、ウェブサービスとその運営費をどうやって集めていくのか、どうしてそのサービスが無料で使えているのか。そういうあたりに少しでも意識が向くようになると、今後も上手くこの世界が継続していけるんじゃないのかなと思っています。


2022/12/02

無の癒やし(癒やされたい Advent Calendar 2022)

癒やされたい Advent Calendar 2022の2日目です。

癒やされる・・・癒やし・・・、癒やしってなんでしょうね。
調べてみました。
「癒やされる(いやされる)」の意味 Weblio辞書

それとの関わりを通じて、辛い思いなどが和らぎ、穏やかな気分になること。ストレスが軽減されること。(実用日本語表現辞典)

いかがでしたか?



・・・と、こんなところで終わりませんよ。

辛い思いなどが和らぎ、穏やかな気分になること

とありますね。
「落ち着く~」みたいな感じです。
そして

それとの関わりを通じて

「それ」。何かをすることで、「落ち着く~」になるわけです。

ということで、わたしが最近落ち着くアプリを紹介します。
2048 - Google Play のアプリ
です。



一時期、わたしのHTLで流行っていたのですが、もう誰もやっていません。
数字が並んだパネルをスライドさせ、同じ数字同士をぶつけると足し算され、どんどん足して2048を作ろうというアプリです。

プレイしてみると分かりますが、意外と難しい。
同じ数字同士をぶつけられず、すぐに盤面が邪魔な数字で埋まってしまいます。
全然穏やかじゃない。
ストレスが軽減されるどころか、ストレスが溜まってしまいます。

なんでこんなものを紹介しているんだ!
癒やしを紹介するんだろ?!

そうです。癒やしは、このすぐ側にあるのです。
アプリを開始するときに、盤面の大きさを選択することができます。


この8×8サイズが癒やしなのです!

8×8サイズの何が良いかというと

  • スライドさせ放題
  • いくらでもぶつけられる
  • 失敗してもなんとかなる
  • どんどんデカい数字になる(男の子ってこういうの好きでしょ?)

特に3番目。失敗してもなんとかなる。8×8サイズは、盤面が広いです。
このアプリはスライドさせる度に新しい数字が出てきますが、余裕の収容能力を持っています。
少々ぶつけられなくても、余った数字が盤面を埋め尽くす前に、否応なしに同じ数字がぶつかって足し算されていきます。
その結果、ちょっとスライドさせる方向を間違えたところで、なんとでもリカバーできるのです。
失敗しても安心。
その結果、どんどん数字が大きくなっていきます。

今わたしがプレイしているのがこれですが、2048どころか131072なんて数字になっています。
本当に終わりません。
上で紹介した8×8パネルでも、もう読めませんが1073741824なんて数字も見えます。

終わらないの?作業ゲー?いやゲームじゃないのでは?

そう、ゲームではありません。癒やしアプリです!

マイクラでひたすら地面を掘り進むとか、巨大なプチプチシートを永遠と潰しているとか、ああいう感じです。
失敗しても余裕で受け止めてくれる盤面。
それを見せつけてくれる大きい数字。

癒やされますよ。

2022/12/01

開通前の道路が好き(運輸・地理関係 Advent Calendar 2022)

運輸・地理関係 Advent Calendar 2022の1日目です。

交通機関・地理・おでかけあたりのネタで、なんでも良いと言うことだったので、その辺に関する好き話を少し。

タイトルにも出ていますが、わたし、開通前の道路が好きなんですよ。
それも、特に衛星写真で見るのが大好物です。

これだけではよく分からないと思うので、順番に出していきましょう。

スクリーンショット

大阪府の北部、茨木市の山奥です。
このあたりは、神戸と名古屋を結ぶ名神高速道路を補う目的で新しく作られた、新名神高速道路が通っています。
2017年末に開通したのですが、高速出入り口のそばの山を切り開いた中に、物流センターを建てて、京阪神の物流拠点にしようという感じみたいです。
高速道路は開通したものの、街作りの方が追いついておらず、衛星写真を拡大してみるとまだ道路に白線が引かれていなかったり、土のままだったりします。

このあたりは、南東部分に安威川(あいがわ)ダムも建設中で、高速道路が開通する前から谷底を縫うように走っていた府道46号線の付け替えをしつつ、高速道路へのアクセス道路にする工事が行われていたりしました。

このように、工事の具合を眺めることで街作りの方向性が見えてきたりします。
次のものを見てみましょう。

スクリーンショット全体 スクリーンショット大阪側スクリーンショット奈良側

大阪と奈良の間は、いくつかの国道で結ばれているのですが、その中でも一番北側に位置する国道163号線のバイパス工事現場です。
このあたりは、元から対面通行の国道163号線がありました。写真にある太い道路に沿ってクネクネとしている道です。
昔ながらの曲がりくねった危険な峠道を、4車線の高規格道路にしようということで、新しく建設されています。
大阪側はかなり工事が終わっています。写真にある川が流れているあたりで工事が終わっています。
そう、この川を境に大阪府と奈良県が分かれています。
奈良県、全然工事進んでないじゃん!
地図を東(右)に進めると、300mほど工事がされている区間があったりしますが、ここに繋がるのは果たしていつになることやら。

こんな感じで、地域によって道路に対する温度感みたいなものが感じ取れたりします。

次はスクリーンショットを出してみましょうか。次の写真にも、工事中の高速道路が映っています。どこか分かりますか?

見つけ方のポイントは、GoogleMapsの高速道路を表す黄色い線が、途中で不自然な終わり方をしている場所です。

答えは↓

操作しやすいGoogle Mapsも貼っておきましょう。

スクリーンショット

新名神高速道路の滋賀と京都を結ぶあたりです。
最初に挙げた土の道路はまだ道路の形をしていましたが、このあたりはとりあえず木を伐採しましたという感じです。場所によっては伐採もされていなかったりしますが、全く手つかずの部分はトンネルになる可能性が高いです。
こういう画像を見ると「地図に残る仕事」って、壮大ですごいなという感じしませんか?

この「山の中を伐採して進む道」という点では、東名阪自動車道の工事現場もなかなか見物でした。
東名阪自動車道は田園部分を貫いていく箇所があるのですが、用地買収が終わって農家の持ち物ではなくなった田んぼという状態が存在しました。
農家が管理する田んぼと、農家の持ち物ではない田んぼには、稲が植えられているかどうかという違いが現れます。
道路を作る人は稲を植えないですし、自分の持ち物じゃなくなった田んぼにも稲は植えないですもんね。
その場所が今どうなっているかというと・・・。

スクリーンショット

はい。もう完成しています!その様子は見られません。
Googleストリートビューは、古い年代の写真が見られたりしますが、今のところGoogle Mapsの衛星写真は新しいものだけなんです。
国土地理院が公開している年代別航空写真もありますが、撮影間隔が結構長いようで、場所によっては肝心の部分が写っていなかったりします。
今回の場所は、なんとか国土地理院の写真にも収録されていました。


リンク:https://maps.gsi.go.jp/#17/35.029359/136.515625/&base=ort&ls=ort&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

どうですか、このコントラスト!うっとり来ますよね。
土地の境界線らしい縁取りがないところもあるのに、稲の生え方で境界線が見えてしまう。
人の営みに食い込んでくる道路という景色が思い浮かびます。

わたしが関西に住んでいるので、関西方面の工事現場をいくつか挙げてみましたが、日本全国で道路の建設が行われています。
各自治体の道路課や施設課あたりや、高速道路ならNEXCOのサイトに掲載されていたりします。

新しい道路ができると暮らしが便利になり、一瞬で通り過ぎてしまいますが、この道路ができる前はここはどんなところだったのか、なんてことに少し思いを寄せてみると、そこに住んでいた人・自然にありがたみを感じるかもしれません。


2022/07/24

企業・有名人の分散SNSの始め方

これから書く内容は、個人的な考察です。実際はまだまだ発展途上なため、もっと別のアプローチが出てくるかもしれません。

新しいSNSとして「マストドン」という言葉を聞くようになってきました。
新しいと言っても、2016年から始まって(日本では2017年から流行)いますので、2022年でもう5年ちょっとになります。
雰囲気としては、気の合う仲間と日常やネタや時事をワイワイやっているという感じですが、フォローしていない人でも共有で回ってきて、だいたい活動している人のアイコンは何度か見たことがあるという、Twitterが大爆発的に流行るちょっと前の「日本語をしゃべってる人はだいたい見たことある」というあんな感じの状況です。

さて分散SNSと比べられるTwitterも、ネットをそれなりに使っている人なら1アカウントは持っているというような状況になり、様々な企業や有名人、国までもが情報発信ツールとして使っている状況です。
しかしTwitterも色々な問題があり、飛び出す人たちがいます。ここでは、分散SNSとはなんぞやという詳しい話や、中央集権がどうとかいう話はしません。そのあたりの記事は2017年頃にたくさん出ていたのでそちらを参照してください。
ある程度有名な人たちが、分散SNSで活動して行くに当たって、どうするのが良いかというのを考えてみたいと思います。

まずはアカウントを作る。
情報発信をするにはアカウントを作る必要があります。これは分散SNSでも違いはありません。
しかし、ただアカウントを作ると言っても、いくつかのパターンが考えられます。ここが分散SNSの使い心地や、企業・有名人ブランド力の強化に繋がってくると考えています。

  1. 既存のサーバにアカウントを作る
  2. 一番簡単なパターンです。分散SNSが出てきた当初は、サーバを用意するには技術的な知識が必要となりハードルが高かったという問題がありました。
    そのため数あるサーバの中から、どれかを選んで、そのサーバにアカウントを作るというものです。
    企業や、ITジャーナリストや、作家さんなんかでこのパターンが見られます。

    メリットとしては
    • 簡単
    • 他の人に見つけてもらいやすい
    デメリットとしては
    • そのアカウントが本物かどうか見分けが付きにくい
    • 自分の意思とは関係なくサーバ運営が終了してしまう可能性がある

    Twitterと違って、現在見られる分散SNS向けサーバシステム「マストドン」「Misskey」「Pleroma」などでは、バッジ機能はありません。そのため、作られたアカウントが本当にあの企業のものなの?あの有名人なの?という区別がつきません。
    対処方法としては、Twitterや、サイトから「このアカウントは本物ですよ」とリンクを張っておくことぐらいです。
    また、サーバ運営者には企業や個人がありますが、圧倒的に個人が多いです。事業継続性まで考慮されているサーバは一握りしかないと考えていいでしょう。サーバの運営が終了するとき、必然的に他のサーバへ移動する必要がでてきます。もちろん他のサーバへ移動しても同じように活動は継続できますが、終了したサーバにある過去の投稿などは消えてしまうでしょう。(拙作notestockを使えば保存は可能ですが。)


    例)
    @hakone_garasunomori@mstdn.jp箱根ガラスの森美術館
    @miraicorp@matitodon.com未来情報産業株式会社
    @nelsoncoffeeroaster@pawoo.netNelson Coffee Roaster
    @comicLO_YLNT@pawoo.net茜新社刊「COMIC LO」公式アカウント
    @careltokyo@mstdn.jp完全個室メンズエステサロン『ケアル麻布十番&白金高輪店』
    @mikamiyoh@mstdn.jpITジャーナリスト三上洋氏
    そのほか、pawooに多数の作家さん

  3. 組織としてサーバを立てて、その中にアカウントを作る
  4. 確実にブランド力が示せるパターンです。例えば、「example株式会社」が「example.co.jp」のドメインでウェブサイトを公開していたりするとき、「sns.example.co.jp」みたいなドメインで分散SNSサーバを用意するのです。
    ドメインというのは持ち物ですので、サイトのドメインに組み込んでしまう(サブドメインと言います)と、確実にその組織のサーバであると知らしめることができます。
    またこの場合、サーバ内に複数のアカウントを作って別々の運用を行うこともやりやすいです。

    @info@sns.example.co.jp組織としての総合的なお知らせ
    @pr@sns.example.co.jp広報担当者のアカウント
    @support@sns.example.co.jpサポート窓口のアカウント
    @sugoiseihin@sns.example.co.jp「(仮称)すごい製品」のプロモーションアカウント
    @top@sns.example.co.jp社長のアカウント

    みたいなことができます。

    タレント事務所なら、所属タレント毎にアカウントを作るということもできるでしょう。ただし、そのタレントが移籍したときに、過去の資産を引き継げないという問題があるので、このあたりは考慮する必要があります。そのうち、投稿内容まで含めて引っ越しできる分散SNSが出てくるかもしれません。(移行先のアカウントを表示できる機能があったりしますが、前の所属会社での活動や宣伝を引き継ぐ必要あるか?という問題もあるでしょうし、お互い納得いくように取り決めてください。)
    またグループ企業や仲の良い企業連合でサーバをひとまとめにすると、コストが圧縮できるかもしれません。(経理的なところは分からないので、上手いことしてください。)

    メリットとしては
    • 本物である証明が容易
    • ブランドを示しやすい
    デメリットとしては
    • 見つけてもらうのが難しい

    見つけてもらうのが難しいというのは何かというと、分散SNS向けサーバシステムの傾向として「フォローしてくれている人がいるサーバに向けて投稿を送信する」という動作が一般的なためです。
    多くの分散SNSでは「連合タイムライン」と呼ばれる表示がありますが、ここにはサーバが受信した投稿を含めて表示されています。各サーバの連合タイムラインに表示されていないと、そのサーバの会員に認識されていないと考えてください。(ベテランの方へ、非公開とか未収載のツッコミは飲み込んでください、ややこしくなるので。)
    できたばかりの組織サーバで投稿しても、他のサーバからは全く投稿が見えないかと思います。他のサーバの人からフォローされていませんしね。
    そこで必要になるのは、他のサーバに認識してもらうための行動です。

    簡単な方法としては「他のサーバの人をフォローする」です。
    フォローされると相手に通知が届きます。それによって、相手にアカウントやサーバの存在に気づいてもらえるようになります。
    ここで無差別フォローなどをすると嫌われる傾向があります。いいねを付けたり、返信(リプライ)で絡んでいくのも良いでしょうね。このあたりは数多の「企業Twitterアカウント運用指南書」みたいなものに書かれているのと同じかと思います。
    検索サイト(tootsearch)などで、興味ありそうな人を絞り込んでアプローチを掛けた方が良いかもしれません。
    アカウントを作っただけでフォローしても、フォロー返しは無いかもしれません。ある程度そのアカウントがどういう感じになるのか、いくつか先に投稿しておくと良いでしょう。

    やってしまいがちな間違いとしては「example株式会社のSNSを作りました!みんな登録してくださいね」と一般開放してしまうことです。
    必ずしも間違いとは言えないのですが、たいていの場合運用コストが膨れ上がってしまい、どうにもならなくなってしまうと考えられます。
    その会社の製品について話をして欲しかったのかもしれませんが、関係の無い話が投稿されたり、企業のドメインから公開しておくと問題が出る投稿をされたり、会員同士のもめ事が起きたり、それらの投稿内容の管理にコストが掛かります。
    「みんなが書き込める、会社のサポート掲示板」という感覚で解放すると、きっとそれ以上のコストが掛かると考えた方がよいです。
    一般の人たちは他のサーバにアカウントを作ってもらって、情報発信側のドメインは関係者からの発信のみに絞るという形です。

    もう一つ、これは分散SNSだけに限った話ではありませんが、やってしまいがちなものとして「example株式会社(サイト example.co.jp)のSNSを作りました。 example-sns.comです!」これは、似た名前の偽サイトかもしれませんし、「ドメイン放棄 危険」あたりで検索してもらえばいろいろ出てきますが、分散SNSの運用方針を変えたときに困ったりすると思うので避けた方がいいです。

    例)
    unnerv.jp特務機関NERV(Twitterで災害情報などを流しているゲヒルン株式会社)
    social.farend.co.jpファーエンドテクノロジー株式会社
    FLOSS.social自由・無料・オープンソースソフトウェアに関するアカウントのサーバ
    botsin.spaceボット運営に特化したサーバ

    ここまで組織という単位で話を進めていましたが、一人の個人事業だけど発信元として明確にしたいんだけど・・・、と感じる有名人もおられるかもしれません。
    大丈夫です。サーバを検索できるサービス、fediverse searchで「お一人様」をキーワードに検索してみてください。
    世の中には、こんなにも個人でサーバを運営している人がいるのです。

今の個人的お勧めは、断然に2番です。
サーバを用意するのが難しいという話がありましたが、現在はサーバを貸してくれるサービス(hostdonMasto.hostなど)があります。

分散SNS原理主義(打倒中央集権!とか)に基づくと、そういうサービスも使わずに、サーバソフトウェアも自前で維持するべきとなるのですが、少なくとも多くの企業や有名人で法律に乗っ取った範囲で投稿するのであれば、サーバ貸しサービスで問題ないはずです。
もちろん、これらのサービスが無くなってしまう可能性もあるので、そのあたりの判断は必要です。過去に一社撤退したサーバ貸しサービス会社があります。

それなら1番の既存サーバでアカウント運営をしている人たちもいるし、いいんじゃないの?という判断もあるでしょう。
多くの場合、一般にも開放しているサーバを運営している人は、手弁当で運営している酔狂な人たちです。寄付などを受け付けているところもあるようですので、サーバ維持のためにも寄付してみることをお勧めします。(しかし個人へ寄付したときの経理的な部分や稟議的な部分で、多分ややこしいですよね。)


これを書こうと思ったきっかけなど。
先日、ガーシー2というサーバが公開され、参加者が大量に登録され運営コストが大変だという話題がありました。
中心となる人物のいろいろな情報発信アカウントが無効にされてしまったために、新たな情報発信アカウントとしての運用を目指したのだと思いますが、一般の登録を受け付け同じような思想を持つ人たちの集まりとなりました。
分散SNSでは、同じ話題に詳しい人たち(Twitterなんかでもクラスタと呼ばれる)で集まると盛り上がりやすいという傾向があります。絵描きが集まっているサーバや、特定のゲームプレイヤーが集まっているサーバや、バイク好きが集まっているサーバや、酒好きが集まっているサーバなど。ですので、ガーシー2サーバが一般登録者を受け入れたということ自体は、必ずしも間違いでは無いという部分に当たるかと思います。ただし「サイバーカスケード」や「エコーチェンバー現象」などに気をつける必要があります。
それらの問題を分散サーバ同士で繋がることによって、内部では濃い話題をしつつも、外部から「それはちょっとおかしいんじゃないの?」とツッコミを入れてもらえる環境というのは、ある程度大事なのではないかとも考えています。
しかしそのツッコミをきっかけに、先に紹介したように、一般の登録参加者が余計な発言を生み出す可能性を考慮すると、有名人のアカウントを用意するサーバは、その有名人の情報発信のみに徹し、信奉者と非信奉者同士のレスバトルは外部でやってもらうという、責任を持ちたくない部分で責任を持たないという運用の形もあるのではないかと思っています。

過去に国会議員や、有名なコスプレイヤーが既存の一般公開サーバに登録されたことがありました。著名な人だけあってアンチな人もいたようで、色々と嫌な目を受けられたようで去って行かれてしまいました。こういうとき、クラスタ同士で集まったサーバでわいわいとしていれば、ある程度気も紛れたのではないかとか、また自分たちで管理しているサーバなら、あまりにもひどい言動に対しては自分たちでサーバから閉め出す、連合サーバ間でも無視扱いにするなどの管理をすることが可能でした。
なので「有名人が情報発信専用サーバを用意する」または「クラスタで集まれるようにサーバを公開する」という選択は、ブランド(クラスタ?)の運営方針としてどちらも考えられるため、サーバを立てる前にこの部分を慎重に考える必要があるかと思います。
個人的には、せっかく分散していて嫌いなもの同士が同じサーバに同居する必要が無い仕組みなんだから、分かれて嫌いなら無視しておけば良いのに、わざわざちょっかいを掛けに行く方がどうかしているとは思うのですが。

そんな感じで、新しいSNSと言えども個人が大きな発言力を手に入れたSNSという仕組みでは、どこへ行ってもいざこざは発生してしまうかもしれません。ですが、せっかく新しい分散SNSという仕組みを手に入れたのならば、それを活用してあたらしい情報伝達方法も試せるのではないか、という提案でした。


2021/09/02

分散SNSへの飛び込み方

(以下の長文を一文でまとめた主旨)「新しいSNSに参加するときは、お友達と誘い合わせて参加してね」

皆さん、SNSしていますか?
SNSと言えばTwitterというイメージですが、ソーシャル・ネットワーク・サービスというジャンル(?)の名前があるように、なにもTwitterだけを指す言葉ではありません。世の中には色々なSNSがあります。
しかし、現在巨大なSNSとしてTwitterが君臨しています。ネットで活動している人の多くがTwitterにアカウントを持っていることでしょう。

昔は知っている人だけが使っているサービスだったTwitterも、有名人が使い始め、あなたの知り合いが使い始め、多くの人が使い始め、公共機関までもが告知用アカウントを持っていたりします。
そうしてTwitterの人口が増えるとどういう変化が起きるかというと、リアルとネットという区別がなくなり、ただの道端と同じになってしまうのです。ただの道端なら、地理的な制約から近くの人としか知り合えないですが、Twitterなどネットでは遠くの人の言葉も受け取れます。
ネット空間を経て人と人の距離が近くなったことで、今までリアルでは出会えなかった人達とも出会えるようになりました。しかし、それは良いことだけではありませんでした。Twitterは、一度に多くの人間を体育館に閉じ込めたような、騒がしい空間となりました。

少し昔を思い出してください。学校のクラスに、数人は気が合わない人がいませんでしたか? クラスで気が合わない人が数人いるということは、あなたの町には数十人、あなたの市には数百人、日本だけでも数万人以上はいるでしょう。
気の合わない人が話している会話が、聞こえてくるだけでイライラしたりしませんでしたか? そういう人達が運動場に出ていたり、別のクラスに行ってあなたのそばに居ないとき、落ち着いた心を取り戻したりしませんでしたか?
リアルで人と人との距離に気をつけなければいけない最近ですが、それは心についても同じことなのです。
「みんな仲良く」なんていう学校の先生もいたかもしれませんが、全員と仲良くすることなんて到底無理な話なのです。耳に入れたくない会話をする人をブロックしたりされたりしていたことは、わたしの作ったぶろるっくで分かりましたよね。

さて、そんな巨大SNSであるTwitterそのものも肌に合わないという場合があります。
最初に書いたように、他にもSNSがあります。そこで数年前に話題になったマストドン。
mstdn.jpが有名ではありますが、この記事のタイトルに「分散SNS」とあるように、マストドンはただのSNSではありません。分散SNSという呼ばれ方をします。
分散しているSNS。SNSがあちこちに散らばっています。昔を知っている人なら、それって掲示板とどう違うの?と思うかもしれませんが、分散SNSはSNS同士が緩く繋がっています。
先に書いたmstdn.jpや、以前pixivが立ち上げて現在ラッセルが運営しているpawoo、他にも色々なサーバがあります。そう、マストドンはSNSの名前なのではなく、分散SNSのソフト名なのです。マストドンだけでなく、misskeyと呼ばれるソフトやpleromaというソフトも繋がります。そこで分散していることの何が良いの?という疑問が出てくるでしょう。
それは運営方針が異なるSNSが同時に存在できるというところです。例えばTwitterでは会社のあるアメリカの法律に則って運営されています。かわいい女の子の漫画を投稿したらアカウントが停止されたという話を聞いたことがあるかもしれません。日本ではその絵は法律に触れないのに。

こんな感じに、SNSでは使うための決まりというものがあります。
分散SNSとして運営されているサーバ達にも、色々な決まりや方針や、作られたときの想いがあったりします。普段SNSを使っているときには、あまりそういうことを意識していないかもしれませんが、それらの想いに寄って集まった人達によって、サーバ毎に「空気」が違ったりします。
そしてこの「空気」、サーバに人が多いほどリアルに近づき・・・Twitterに近づいてしまうのです。
じゃあ意味ないじゃんとなりますが、待ってください。さっき書いたようにサーバが分散していて緩く繋がっているので、別のサーバに移動してもフォローしていた人を別のサーバからでもフォローできるのです。これも分散SNSの利点です。

ここからが本題。長かった。
Twitterと少し違った空気のSNS、分散SNS。ちょっと興味を持って覗いてみようと思ったとき、注意点があります。
あなたがTwitterを使い始めた切っ掛けは何でしたか? 有名人が居たから? 知り合いが居たから?
大昔のTwitterと違って、最近Twitterをしている人達は、Twitterを始めたときにフォローしたい人が最初から決まっていませんでしたか?
これはどのSNSでも、リアルでも同じだと思うのですが、興味のある人達の話は楽しく聞けても、興味の無い人達の話はちっとも面白くないはずです。
数年前にマストドンが話題になったときもそうですが、多くの人がTwitterに帰っていきました。そりゃそうです、よく分からない人達の、お互いの状況を分かった上で繰り広げられるハイコンテクストな会話を見ても、楽しさは分からないでしょう。初めての人達の中に飛び込んでやっていくには、コミュニケーション能力がかなり要ると思います。

そこでまずは、Twitterの気の合うフォロワーにも声をかけて分散SNSでも似たフォロー状態にしてみることです。
慣れた人達と一緒に使うことで、操作に慣れてみたりすると良いでしょう。
参加したサーバにもよるのですが、多くのサーバで「ローカルタイムライン(LTL)」というものがあるかと思います。
このLTLというのは、同じサーバに参加している人達の投稿が流れています。
ここから、「そのサーバの空気」が感じ取れるでしょう。ものすごいスピードで流れていて、みんながバラバラな事を話しているとき、そのサーバは人口が多くて特にジャンルに関係の無いサーバでしょう。みんながオタクっぽい話をしていればオタクが多いサーバですし、酒の話が多ければ酒好きが多いですし、バイクの話が多ければバイク乗りが多いサーバでしょう。
サーバによっては、LTLの雰囲気が合わなかったり、そもそもそういうのを見越してLTLが存在しないサーバもあります。
そうなると「連合タイムライン(FTL)」というところから、気の合いそうな人を探してみるのも良いかもしれません。しかしFTLはLTL以上に早い速度で流れていて、雑多で難易度が上がってしまいます。無理にフォロワーを増やすよりも、LTLも非表示にしてしまって、最初にフォローし合った人達と「ホームタイムライン(HTL)」に引きこもり、Twitterの喧噪から離れてしまうのもお薦めです。
あとはフォロワーが共有してきた投稿から新しい人を少しずつ探していくのも良いかもしれません。

分散SNSのサーバによっては、特定のTwitterクライアントの利用者が集まったサーバだったり、特定の学校の卒業生が集まったサーバだったり、既に存在したコミュニティが母体となっていることもあります。
Twitterで言う「クラスタ」でまとまってフォローし合うと、同好の士との会話が楽しめるかと思います。

最初にアカウントを作ってみるサーバとしては、やはり
https://mstdn.jp/
本当にいろいろな人がいるので、新しい人を見つけるのは大変かもしれません。マストドンの標準機能なので、使い方に慣れてみるのには良いと思います。

絵を描いたり、創作する人なら
https://pawoo.net/
pawooに上がっている絵なら、本人が描いた絵だろうという暗黙の了解的なものが個人的にあります。

マストドンとは違う雰囲気を試してみるなら
https://misskey.io/
Misskeyという別の分散SNSの最大手です。

マストドンに機能追加されているサーバとして
https://fedibird.com/
LTLはありませんが、一通り慣れた後にアカウントを置く人も多いようです。

また、タイムラインに流れてくる人達のアカウントを見ると、 @アカウント名@ドメインとなっています。ドメイン部分をブラウザに入力してみれば、新しいサーバの発見に繋がるでしょう。
サーバによっては寄付を受け付けているところもあるようです。多くのサーバが管理者の持ち出しで運営されていたりします。自分の居場所を維持するという意味でも、寄付に協力してみることをお薦めします。

ほかにも自分でサーバを作ってしまうという方法も有ります。その場合、サーバの管理は自分や仲間達と行うことになるでしょう。
一からサーバを用意するには、システムに関する多くの知識が必要となってしまうため、かなりハードルが上がってしまうのですが、サーバを貸してくれるサービスもあります。

https://hostdon.jp/
日本人によって運営されているので、日本語でのサポートが受けやすいでしょう。

https://masto.host/
外国の人が運営していますが、こちらのサービスを使っている日本の人もいるようです。たぶん英語力は必要です。

わざわざサーバを作らなくても、たいていの場合はどこかのサーバのアカウントで満足できるでしょう。
しかし、こうして自分でサーバを作ってしまえば、自分専用のサーバも可能です。周りからどう言われようと、そのサーバのルールは自分です(ただし法律の方が強い)。
難しいかもしれませんが、Twitterより健全なサーバを目指してみるのもいいでしょう。自分のサーバに相応しくない他のサーバのアカウントを見えなくすることだってできます。もちろん逆もあり得ます。
そうして「こちらに影響のない範囲で、存在することは許す」という不干渉ができるのが、分散SNSの強みでもあります。

分散SNSでの活動が、あなたの平穏な生活になりますように。

2021/06/24

思考の出力先としてのSNS

思ったことをSNSに小出しするようになって、日記として機能していたブログがいつの間にか長文を書くための場所となったり、まとめを置いておく場所になったり、アドベントカレンダーとしてお題を提供されないと書くタイミングを見つけられなくなってしまった。たまに長文を書くと、すでに脳の出力が短文投稿に最適化されてしまっているようで、文章を書いているうちにまとまりがなくなったり、書きながら考えが変わっていったりして、最初に書きたかったことと全然違うことを書いていたりする。だったら、もう考えの出力はSNSで良いんじゃないかとも思ったりもするんだけど、SNSに考えの断片を投稿していると、その途中で別の話題が流れ込んできてそっちの話に移ってしまい「もう誰も○○の話していない」みたいなことが、わりと起こりやすい。だから、外部からの話題流入に影響されず、自分の考えだけで話題の移り変わりを楽しむという使い方で、ブログは楽しめるんじゃないかと思った。ただ、これは間違った知識によって間違ったまま突き進んでしまう恐れがある。間違いがリアムタイムに近い速度でツッコミやマサカリによって訂正されていくSNS、これはこれで利点であり、思考の高速化に繋がっていってるんだろうか。

「インターネットの人達はどこに行ったのか。」
はてなから人が居なくなったという投稿を見かけて、ふと考えた。
?年 地元の草の根BBS
?年 NIFTY-SERVE
1996年 ゆびとま
1996年 ICQ
1999年 2ちゃんねる
1999年 MSN Messenger
2003年 はてなダイアリー
2004年 mixi
2004年 各種ブログ
2005年 はてなブックマーク
2006年 Twitter
2017年 分散SNS(これは実際に使い始めた年)
自分や周りの人が使っていたサービスを書き出してみた。お歳がバレますね。開始年は「インターネットの歴史 History of the Internet- Yahoo! JAPAN」より。
サービスの開始年であって、実際に使い始めたのはもう少し後になると思う。特に外国サービスは、当時インターネットと言えども情報の伝播速度が遅くて、アンテナを広く張っていないと気が付かない事が多かった。Twitterのアカウント作成も2007年9月で、実際に使い始めたのは2008年だった。

上に挙げたサービス一覧の最初の頃、パソコン通信で一日数回ぐらい自動巡回させ、投稿内容に返信を入れたり、メールの返事を書いたり、初めてパソコンが外と繋がった当時は、まだ時間の流れが緩やかだった。
それがテレホーダイだったり定額接続時代がやってきて、常時接続が当たり前となった。自分の都合が良い時間に投げておいて、相手が都合の良いときに返信が返ってくる。自分も相手もコンピュータの前に居たり、手元の機械で返事が返せるようになった。通信の敷居が下がり、多くの人がインターネットを通じて情報交換できるようになった。
やり取りがリアルタイムになり、多くの人間の考えがすごい速度で手元に届くようになったとき、間違ったことを書いたときに、1対1で注意したつもりが相手は数千人から注意されていたということが起こるようになった。

「ネットワークコミュニティの寿命は10年」という説を見かけたことがある。
10年も続いているとコミュニティに属している人達の年齢層がそのまま10歳進み、ユーザーの増加と共に新しく入ってきた10歳下の人達との価値観が合わなくなったりしてトラブルが起こり、人が減り、先細り、崩壊してしまうというやつだ。
こうして振り返ると、過去に使っていたサービスも使わなくなったり退会してしまったり、確かに10年以上使い続けているものがない。
今後もこれを続けていくのだろうか。しかし、Twitterは既に公的機関までも使うようになり、インフラとしての地位を築いてしまっている。SNSという仕組みは、きっとこのまま、一人格一アカウントという形で続いていくんじゃないかと思っている。人間をフォローする仕組みではなく、話題をフォローする仕組みだったり、細かな発明は続いていくだろうが、一人一人が発信用のアカウントを持っているという形態は変わらないのではないか。
わたしもTwitterのアカウントは放置状態となっているが、結局分散SNSで相変わらず投稿を続けている。
Twitterという一つのサービスで語られる事が多いが、既にSNSがインフラとなったことでそこは社会と同じ状態で、同じ価値観の集まりで群体ができている。それによってこれまで現実世界でも局所的に発生していたクラスタによる摩擦がインターネットを通して観測しやすくなったところがあると思う。

話が戻るが、インターネットへ発信する敷居が下がった一方、逆に敷居が上がってしまったのではないかと思っている。
正しいことだけをきちんと書き記せる人達、いろいろなことを書いていたが間違ったことを書けないという脅迫感を持ってしまった人達、間違ったことを書いても気にしない人達。この中間の「取りあえず何でも良いから記録を残していた人達」がインターネットから消えてしまったのではないか。正確には傍観者となったのではないか。
正しいことだけを書き記せる人達が常に聖人というわけではなく、ここには注意を受けて訂正したり、自分の考えをアップデートできる、最終的に正しいことにたどり着ける人達が含まれている。
「ダニング=クルーガー効果」というものがある。能力が劣っている場合、自分の能力不足を認知できないために自己の能力を過大評価する。いわゆる「ちょっとある分野をかじった時点で『完全に理解した』になり、更に勉強を進めると『なんもわからん』になり、極めると『チョットワカル』になる」あれだ。
ここで先ほどのインターネットに発信できる人達というのが、「完全に理解した」人達と「チョットワカル」の人達なのではないか。

インターネットから消えてしまった「なんもわからん」人達が、再びインターネットに書き込めるような環境ができれば、多くのサービスで人口が回復するのではないのかと考えていたりする。
「なんもわからん」人達は、何が分からなくてインターネットに発信しなくなったのか。それは先に挙げたクラスタ摩擦が怖いみたいなところにあるんじゃないだろうか。1対1でやり合っていたつもりが相手は数千人を相手していたというのは確かに怖い。Twitterではフォローしている人しか返信やDMができない仕組みを入れだした。これは上手いフィルターのかけ方だと感じた。
しかしフォローという仕組みはクラスタを構成する仕組みでもあるので、フォロワーからしか情報を受け付けないとなると、クラスタごとに共有されている誤った情報が更新されないままとなってしまう。エコーチェンバー現象というものだ。これでは「なんもわからん」から「チョットワカル」に進歩することができなくなってしまう。

酒の席では政治・宗教・野球の話はタブー聞く。わたし自身もSNSのフォロワーの中でも、政治の話は閲覧注意として折りたたまれていたり、フォロワー限定の鍵投稿となっていることが多い。これは余計な議論をしたくはないが自分の言いたいことは言いたいという欲求の表れだろう。これこそ先に書いた「なんもわからん」人達だったのではないか。そのような機能が無いTwitterだと、フォロワーを気にして何も投稿できなくなってしまったなどという話も聞く。
ダニング=クルーガー効果で出した「能力」という言葉を「正しいことを書ける能力」や「摩擦に対する恐怖」として表したが、実際のところは「インターネットにおいて自分の周囲から押し寄せる異なる意見に対しての対処法」というところなのではないか。
そこで、別の仕組みがあれば良いのだろうかと考えてみたりした。
・大量にリプライが届いた場合に、フォロー以外の場合にある程度フィルターする仕組み
・注意を行う文章内に人格批判を行うような的外れのものを削除してしまう仕組み
このようなものがあると、思考の速度を落とさず、インターネット文明を退化することなく、人間の思考を上手く進歩させていくことができるのではないだろうか。
またやり取りに時間が掛かるブログという仕組みであっても、いわゆる炎上というものは発生せず着実に知識を更新していけるのではないだろうか。

インターネットには間違った情報が多いから危険。調べ方をきちんと身につけていないと間違った情報を参照してしまう。そんな言葉を聞くが、これは図書館に並んでいる本であっても同じだ。
人は間違うしミスもする。いかにそれを直していくのかが大事であって、その仕組み作りとしてのフィルターという機能が必要性を考えてみた。インターネットでの仕組みとして書いたが、口頭の対面であっても注意の仕方だったり、問い合わせ電話窓口であったりしても絞り込みだったり、なにかしら改善できるところがあるんじゃないだろうか。


久々に長文を書くとやはり疲れる。
オチを用意せずに書き始めたので、後の方になって来て、そろそろ終わらせたいという気持ちになって焦りが出てきた。
無理矢理理論を展開して、ぼんやり霧の中から見えてきたオチに対して突き進む疾走感。
そうそう、これだよ、懐かしいなぁという気分になった。
これを書いている間でも、もうちょっと補足を付けた方が良いだろうかとか、理論に飛躍がありすぎるが説明したら冗長すぎるとか、いろいろと悩んでしまった。取りあえずSNSに投げてしまって、分からないところにリアルタイムで突っ込みが入るというまとめ方もあるのかも知れない。
「正しいこと」をまるで一つしかない事のように書いているが、もちろん地域や実情によって異なるだろうし、そのような多様性はまた別の話として書いてみたい。
この文章を書くきっかけとなったものもSNSに流れてきた話題だったのだが、こうしてお昼前からお昼ご飯を挟んでまで推敲して、投稿する段になってもう誰も○○の話していないという状態になった。
SNSの速度というものは素晴らしい進歩だなと改めて思い知らされるのであった。

2020/12/01

アンケートに答えたくない?答えたいよね?答えて欲しいよね?

これを書いているのは12月4日なのですが、Fediverse (4) Advent Calendar 2020の1日目です。
Fediverse Advent Calendarを読んでいたら説明のところにnotestockと書いてあり、これは招集が掛かっているのか(?)と思ったのですが、もうカレンダーはいっぱいだったので、まあいいかと安堵したものの、4本目のカレンダーが作成されたので、なんか書いてみようとした次第です。

notestockとはなんだ?というのは、もうサービスが始まって2年も経つので、サイトを見てもらえばわかるかと思います。
今日は、その上で動く別サービスについての宣伝です。

分散SNS、まだ大きく広まって4年ぐらいでしょうか。GNU Socialから含めるともっと長いですね。
意外と歴史のある分散SNS界隈でも、人口はまだまだ少ないです。
SNS人口というのは雪だるま式に増えていくもので、雪だるまを作る核となる部分が小さく、回す人達も少ないとなかなか転がっていきませんし、大きくなりません。
人が居るから人が増える。人が居るから何か反応がある。
やはり人間、ある程度承認欲求は必要なもので、フォロワーが全然増えなくて壁打ちを続けるのが辛いとか、アンケートを投げたのに全然回答がないとか、なんかこう打てば響く感じが欲しい時があります。

そう、アンケートを投げたのに全然回答がない!
これ、意外と寂しいんですよね。
回答が集まって欲しいから、回答までの期間を長く取ってみたりしても、結局TLに流れるのは投稿した瞬間だけで、誰かの目にとまって共有されないと投稿の渦に飲まれてしまう。
いくら人口が少ないと言えども、SNS廃人みたいな人達が集まっている分散SNSではすぐに埋もれてしまいます。
また回答までの期間が長いと結局投稿した本人ですら忘れてしまって、気が付いたら受け付け終了の通知で思い出すという。

分散SNS界隈で広く広まっているサーバ種別であるMastodonは、立ち上げたEugen Rochko氏の思想もあって、あまり投稿が広まりすぎないような仕様を目指しているところがあります。
アンケートって、広く意見を聞きたいのに、投稿が広まらない。
これって相反する考えだよなぁと思い、辿り着いたのが、「アンケートだけ共有するアカウントがあれば、それをフォローしてもらうとアンケートだけは広く読まれるのでは」でした。
「みんながフォローすれば」、これもなかなか分散SNSの敵ともされる中央集権的な考えです。

そこでできたアカウントがvoteguideです。
notestockそのものは、わたしが作っているActivityPubをしゃべれるサーバになっていて、MastodonやMisskeyやPleromaと同じようにフォローすることで他のサーバからデータを受け取っています。
つまり、色々なアカウントを生やしてフォローすることで、他のサービスを作ることができるようになっています。
仕様についてはvoteguideのページにあるように、notestockのサーバに流れ込んできたPublicな投稿を共有するようになっています。UnlistedやPrivateは共有しません。連合TLに流すというのは、やはり広く届いて欲しいからですよね、という考えです。
また終了15分前にもう一度共有、これによって「いつの間にか終わっていた」が少なくなれば良いなと。

ということで、notestockのサブプロジェクト的な投票共有サービス「voteguide」の宣伝でした。
フォローは、お使いの分散SNSから「https://notestock.osa-p.net/users/voteguide」を検索すると出てくるかと思います。


2020/06/11

謎の上から目線なjp講評

 mstdn.jpがいよいよ終わってしまうのかというところで、劇的な逆転でしたね。多くの日本人がjpをきっかけにFediverseへ飛び出したということもあり、いつも騒ぎになりやすいところではありますが、何かしら思い入れがある場所なのだと思います。

 きぼうソフト、DSNOについては、次の運営者にバトンを渡すということで、とてもよく頑張ってくれたと思います。自らの身を削って支えるという姿勢は、日本的な姿として一方では大変美しく目に映りますが、先行きの不安感という空気に対しての会社ごっこのような収支表では、とてもそれを払拭できたとは思えませんでした。新しい運営者による管理指標などの不安に対して、言葉で丁寧に対応している姿勢を見ていると、こんな解決方法もあったのではないかなと感じました。

 分散SNSにおいて、よそのサーバーに移動できるということは、安心できるところにひとは集まりやすくなるものです。サーバの管理者というのは、そのサーバの一番目のユーザーでもあります。自分が安心できる場所作りたい、そして同じ場所を提供したいという気持ちで公開しているのではないでしょうか。例え引き継いだとしても、それは変わらないでしょう。

 管理者以外のユーザーは、そこが安心できる場所かどうか、管理者を見ているのです。先代の管理者が方針に迷っている時にそのことを投稿したところ、フラフラするなという怒りを表す人がいたのを見ました。そのため極力人間味を出さない方針になってしまったのかなとも思え、このあたりはとても難しいバランスだったのだと思います。

 管理者が利用者に媚びろとか、イエスマンを集めろと言いたいわけではありません。ただ普段の行動から、そのサーバーの空気感というものを作っていけるのではないかなと思いました。漏れ伝わってくるjpの運営に対するギスギスしたものが、どうにも悲しく感じていました。

 つぎにまた新しい遊び場を用意してくれることがあれば、そのあたりも少し考えてもらえたらいいなと思いました。あとまだ3週間ほどありますが、ひとまずお疲れ様でした。

P.S.寄付窓口は結局無いままなんでしょうか。前に送ったメールに全く反応がなかったので、いきなりアマギフを送りつけるのもちょっと躊躇いがあります。

さらに追記:jp管理者による空気作りが、jpを踏み台にして別のサーバーへ進出していくために、あえて作られているのだとしたら、この記事は完全に的外れな恥ずかしい文章となります。

2018/12/18

インターネット蟹工船を読んで

インターネット蟹工船 Advent Calendar 2018、18日目です。

   インターネット蟹工船を読んで
  マクナル星立ゼーポーモ中学校 おさ
 この作品は、まだ人類が母なる惑星、地球にいた頃に書かれたものだ。人類が宇宙に進出し、多くの星々をネットワーク接続するアウターネットになる前の、地球を覆い尽くしていたネットワークでの出来事がオムニバス形式で綴られたものだった。作中では管理者でもない人達が、それぞれ自分たちの価値観で物事を仕切りはじめ、コミュニティが崩壊していく話があった。個人を大切にするという考え方が、自分勝手と誤った解釈になり、共同体に所属する一個人でしかないという前提を忘れさせてしまうのか、そのような動きになる例を道徳の授業で習ったことを思い出した。
 わたしはこの作品を読んで、人類の歴史は繰り返すものなのだと感じた。異なる宗教、星、国、法律、ルール、これらはそれぞれのグループが築いてきた歴史に基づいたものであり、各グループは構成する人員の入れ替わりに合わせて信条が変化してきたものだ。その度に派閥ができ、コミュニティが分かれ、村、国、星、宗教が分かれてきた。人はそれぞれ考え方が微妙に異なり、完全に同じ考えを持つ人間は存在しない。それは同じ条件式と学習結果を与えられたコンピュータだけだろう。
 地球で文明を持ち始めた頃の人類は、各々が役割を分担することで、一人あたりの生活コストを下げ、文化を成長させてきた。人はお互い微妙に異なる考えや価値観を擦り合わせ、許容できる者同士で集まって生活しているのだ。これはネットワークにおいても同じことが言える。アウターネットになった現在でも、サービスは宇宙空間に分散したサーバー上で実行されているし、そのサーバーはエネルギーを得るためにどこか恒星系に所属している。これはアウターネットでの活動も、何らかの制約に縛られるということだ。なんの制約にも縛られたくないという人達もいるようで、アステロイドベルトの公宙域にサーバーを置いている人もいるようだが、警備ロボットなどでかなりの費用が掛かっていると聞いた。この作品でも語られていたように、自由とはコストが掛かるもので、何かを守るためにはお金であったり、人的リソースであったり、とにかく力が必要となる。
 わたしは大金持ちになったら、ぜひ自分のサーバーを打ち上げてみたいと思った。しかし現代では人類の活動範囲が広がってしまい、みんな同じような生活となってしまっているので、きっと共有サーバーで他の人達とアウターネットを使っていくことになるのだろうなと思っている。相手への敬意を忘れず、自分に合う活動領域を見つけたいと感じた。

エスペラント語でTerpomoってポテトの意味らしい。

2018/12/14

マストドン専用って言いたくなかった(分散SNS Advent Calendar 2018)

分散SNS Advent Calendar 2018、14日目です。

分散SNS、2年目ともなると、だいたい概念を理解して、なんとなく使い方の勘所が掴めてきましたよね。去年4月の右往左往していた時期が懐かしいです。分散SNSということで運営の権限を分散させるだけでなく、マストドン以外の実装としてPleroma、Misskey、microblog.pubなんてのも出てきました。実装も分散されているのにお互いが会話ができる、バベルの塔を壊すべく言語を乱した神様もビックリでしょう。今ならバベルの台地も作れそうです。

去年は、Mastodon 2 Advent Calendar 2017マストドンのフォロー状態可視化ツール「フォローリンク」を書きました。マストドンアドベントカレンダーでした。
そう、去年フォローリンクを作ったときはマストドン専用だったのです。せっかく実装が複数あるのに、どうしても注目を集めたということで人口の多いマストドンがさらに注目されてしまうのは仕方がない部分があるかと思います。APIの実装なども先行している部分がありますね。

しかし分散SNSという仕組みがあるのだから、どうせなら特定の実装に依存せず、みんなで使えるようにしたいということで、ActivityPubでデータを取得するようにしてPleromaに対応しました(あ、Misskeyで動作確認してない)。ActivityPubでも、実装によってデータの持ち方が違って、若干揺らぎがあるのが辛いところですが、テキストで入っているかオブジェクトで入っているかなので、扱いに慣れてくると問題なさそうです。

そして今年、もう一つサービスを公開しました。ログ蓄積サービス「notestock」です。何ができるかというと、まあサイトを見てもらうのが手っ取り早いのですが、簡単に書くと日付別にまとめて表示したり、検索ができます。
実はnotestockの前にMastoDaysというサービスを公開していました。特定の日付のマストドンユーザーページを開くツールだったのですが、名前から分かるとおりマストドン専用でした。

実装を意識しないでツールが使えるというのは、なかなか使い心地が良いです。上手く疎結合にしていろいろなツールの選択肢が広がると良いですね。ということで、本当にマストドンでなければいけないツールでない限り、できるだけいろいろな実装に対応していると嬉しいねという話でした。

と、ここまではコミュニティのインフラ的な話だったのですが、もう一つコンテンツ的な部分の話も。
ときどき流れてくるハッシュタグ「マストドン○○」とか「○○マストドン」みたいなやつ。あれが流れてくると、他の実装の人って、参加していいのか迷うというか、参加するにしてもちょっと乗り切れない感じがありますよね。
日本語が、五七五のリズムで刻むと気持ちいい感じがあるので、「マストドン 付いてるタグは 気持ちいい」んでしょうね。あと、ゲーム機は全部ファミコンと言うみたいに、分散SNSを指す言葉としてマストドンが使われてしまっているところもわりと有る気がします。このへん、先ほども書いたように先行プロダクトとして仕方ないのかなぁと思うところもあるのですが。

ということで、分散SNSをハッシュタグに使えばいいんでしょうけど、「ぶんさん えすえぬえす」と10音もあると、なんかまどろっこしい感じになってしまいます。ここは略語としてよく使われる四文字を探し出し「ぶんさん」を使って「分散○○」みたいな感じはどうでしょうか。ただ、この場合は後ろに分散を付ける「○○分散」はちょっと意味が伝わりにくくなる気がします。

ここまで書いて、別に分散SNSを表すハッシュタグを付けなくても、単純に「○○」だけ付ければ良いんじゃないかと気が付いてしまったのですが、たぶんこの辺りって「マストドン(分散SNS)にいる仲間達」みたいな帰属意識から生まれるものなのかなぁと思ったりもしました。

ハッシュタグを付けるときに、少しマストドン以外の存在も思い出して欲しいなという提案と、なんか呼びやすい略称は無いですかね?という問いかけでした。

2018/12/01

一人アドベントカレンダー

今年もやって来ました。12月1日。
いろいろなアドベントカレンダーが始まる日です。
こうして書き始めたアドベントカレンダーなのですが、参加したカレンダーが問題なのです。
一人アドベントカレンダー Advent Calendar 2018
わたしの?いいえ、ねそ氏の一人アドベントカレンダーなのです!

どういうことやねん。
上のリンクからアドベントカレンダーが参照できますが、いきなり一番バッターと二番バッターが他人ですよ。ねそ氏は自分のアドベントカレンダーで三番四番と野球なら良い打順を持っていくわけです。

このアドベントカレンダーも何を書こうか迷いました。
一人の定義とはなんなのか掘り下げようか、百合アドベントカレンダーにしてしまおうか、ねそ氏について有ること無いこと書こうか。

しかしまだ初日ですので、あんまり変な方向性に持っていくのもよろしくなかろうと、とりあえず経験談でも。前座というか一番バッターですしね。

実はわたしも2015年にやったんですよ。このときは一人アドベントカレンダーではなく、いろんな種類のアドベントカレンダーに25日分参加するというものでした。

2015年12月1日 VPSを調子に乗って使い過ぎた話(レンタルサーバー Advent Calendar 2015)
2015年12月2日 質問サイトを回答側として使ってみた中で感じたこと(teratail Advent Calendar 2015)
2015年12月3日 友利奈緒の魅力(友利奈緒 Advent Calendar 2015)
2015年12月4日 手作業クローラーチューニングをするときの話(クローラー/Webスクレイピング Advent Calendar 2015)
2015年12月5日 ノイズキャンセリングイヤフォン(今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2015)
2015年12月6日 インクリングのコミュニケーション(スプラトゥーン Advent Calendar 2015)
2015年12月7日 シュノーケル(ゆゆ式 Advent Calendar 2015)
2015年12月8日 面倒な使い方の事例(PostgreSQL Advent Calendar 2015)
2015年12月9日 「理論から学ぶデータベース実践入門」読了(今年読んだ技術書 Advent Calendar 2015)
2015年12月10日 うちでよく作る味噌汁の具(味噌汁の具 Advent Calendar 2015)
2015年12月11日 マザーボード(今年買ったもの Advent Calendar 2015)
2015年12月11日 友利奈緒の人気を支える能力(友利奈緒 Advent Calendar 2015)
2015年12月12日 Nexus6(携帯電話 Advent Calendar 2015)
2015年12月13日 道路の修正に飽きたあなたへ(OpenStreetMap Advent Calendar 2015)
2015年12月14日 普段の朝食(みんなの朝食 Advent Calendar 2015)
2015年12月15日 壁に刺したいのにさせない(おうちハック Advent Calendar 2015)
2015年12月16日 ぞうのロゴ(ぞう Advent Calendar 2015)
2015年12月17日 リューシカ・リューシカ(今年読んだマンガ Advent Calendar 2015)
2015年12月18日 近所の神社での初詣(寺・神社 Advent Calendar 2015)
2015年12月19日 実家の犬(うちのいぬ Advent Calendar 2015)
2015年12月20日 新宿御苑の猫(猫写真 Advent Calendar 2015)
2015年12月21日 移動するサーバのzabbixエージェントを登録する(Zabbix Advent Calendar 2015)
2015年12月22日 コンタクト(プログラマの映画 Advent Calendar 2015)
2015年12月23日 選ばれたのは回転寿司です(寿司 Advent Calendar 2015)
2015年12月24日 極々普通なTKG(TKG Advent Calendar 2015)
2015年12月24日 ArduinoでJJY発信(おうちハック Advent Calendar 2015)
2015年12月25日 箕面のインドカレー屋さんSOL(カレー Advent Calendar 2015)

このときは11月頭に計画を立てて、記事を書き始め、1日に3本ぐらい書いたり全く進まない日があったりで、常に10日分ぐらいストックを溜める感じで書き進めていきました。
ストックがある分、まだ追い詰められ感は少なかったのですが、かなり厳しかったですね。
仕事をしていても記事のことを考えてしまうような状況でした。

そう考えると、土日の分を他人に託してしまうというのは、かなり斬新なアイデアかと思います。
ねそ氏の記事がどんな風になるのか、今から楽しみですね。
こんな感じで良い感じのヒットになったでしょうか。
まだねそ氏の登場まではしばらくありますが、次はえじょねこ氏の記事をお楽しみください。

2018/08/19

mikutterの薄い本 vol.14

mikutterの薄い本 vol.14『レズと青い鳥』 - mikutterの薄い本制作委員会書籍版を読んだ。

文章作品を読んだ後、たいていの場合は主人公達の活躍シーンを心の中で反芻し、興奮がしばらく続く。この本でもTwitterで大活躍したクライアント達の足跡を辿ることによって、それと同じ興奮を得られるのではないかと思っていた。

しかしどうだろう。読後に残された、大切ななにかを無くしてしまった寂しさ、巣立っていく鳥たちともう出会えないのだろうという寂しさ、残されて置いて行かれる者達の恐怖感、焦燥感。いろいろな感情がぐちゃぐちゃと入り交じったような気分になった。そう、この文集は別れを告げる手紙だったのだ。

わたしもTwiterに触れたのは2010年より前で、vol.14で触れられたクライアント達と共に育ってきた。TLのフォロワー達と繰り広げたふざけた会話の中から出てきたアイデアが、Twitterのエコシステムによって、マッシュアップと呼ばれるサービス達が雨後の竹の子のように現れ、それらを介して再びTLに還元されていく。そのエネルギーは本当に巨大な濁流となり、そんな計り知れないパワーを前に、「世界」はいかに広く、わたしはその「世界」の一構成員でしかないのだと気付かされた。わたしの立ち位置を明確に突きつけ、更なる進歩を要求する場所、壁を乗り越え次の階段に進む場所、Twitterはわたしにとって理想郷であるように思えた。

その濁流も真の意味で世界を巻き込む巨大なものとなったとき、本当に人間だけでは制御しきれないものとなってしまったのだ。SF作品などで見かける機械の反乱、人間が制御できなくなった機械達、空想上の産物でしかなかったそれは、Twitterという巨大な濁流をなんとか制御しようと作り上げられた自動処理システムとして目の前に実現されてしまったのだ。決まった応答文しか返さず、問いかけ文を試行錯誤しようとも思わせない自動応答処理、判定条件が全く想像できないロック・凍結処理、それらに怯えながら暮らす「世界」は本当に望んでいた理想郷だったのだろうか。

わたしのアカウントは凍結こそ免れているものの、作ったアプリは停止されてしまい様々な権限を剥奪されてしまった。そこに明確なる理由が明示されていれば、納得もできただろう。しかし剥奪を告げる文章に添えられた理由は全くの不合理で、なにを持ってその判定が行われたのかすら理解できないものであった。そしてTwitterから発表される数々のエコシステムを否定する行動。このときわたしは思い知らされてしまったのだ。この「世界」は変わってしまったのだと。そして世界を受け入れるために、Twitterは変わらなくてはいけなかったのだと。

こうしてわたしは「世界」を去った。新たな新天地があるという情報を元に辿り着いた分散型SNSには、同じように「世界」 を離れた者達がいた。かつての仲間達と再会したそこは、新たな開拓地として目の前に広がっていた。

新たな開拓地で、再び見せられる世界の巨大さ。目まぐるしく進歩する新天地は、常に自分の成長を要求される過酷な環境でもあった。そうして過酷な環境に身を置きつつ暮らす日々は、離れた「世界」を思い出す暇を与えないものであったのかもしれない。つかの間に思い出す「世界」は過去の栄光に輝く良かった頃のそれだったり、現状の暗く寒々としたそれだったり。しかし「世界」はそこに有り続けるのだという当たり前の光景を心のどこかに刻み込んでしまっていたのだろう。

 vol.14を読むことによって、その「世界」は永遠ではないのだと、改めて気付かされてしまったのだ。読後から続くこのもやもやとした気持ちは、「世界」から突きつけられた別れの手紙を受け取ってしまったからだ。本の構成としては各クライアント作者からの文章ではあるが、先に書いた「世界」の巨大さは、いつしか「世界」がひとつのものであるという、わたし対「世界」というような概念を生み出していたのだ。

今わたしが身を置く分散型SNSは、世界が一つではないということを気付かされる。個々が尊重され、また世界も尊重される。多様性という様々な方向へ伸びる尺度により物事はを一概に判断できないものであると教えられた。こうして新しい価値観を身につけられたのもTwitterという「世界」を経験したからこそなのだ。

これからもTwitterは続いていくだろう。しかしUserStreamというひとつの時代を作り上げた機能が失われることで、あたらしい世界に変わっていくだろう。UserStreamによって育てられた文化は、vol.14を読むことによっていくつかは分散型SNSに引き継がれて、新しい歩みを始めていることが知られる。後書きにあったように、両者の幸せを願わずにはいられない、素晴らしい本であった。

2018/04/19

マストドンを始めて1年過ぎた

あちこちでポエムが書かれているようなので、わたしも。

マストドン自体の歴史はもう半年ぐらい長いのですが、わたしも多くの日本人と同じように、やはり日本語で紹介されて始めた口です。当時は、まだTwitterを使いまくっていたのですが、ぶろるっく関連のスパム対応なんかで面倒だなぁと思っていた頃でした。
現在mstdn.jpインスタンスを公開しているぬるかる氏が、nil.nuドメインで立ち上げたよーというツイートをしているのを見かけて登録してみました。ユーザーID2番を取っちゃったのはボケ老人として語り続けていくでしょう。

この日はなんやかんやで人が殺到して、お祭り状態になっていました。当初は分散SNSというものを知らず、もっと歴史のあったGNU Socialなんかも、このとき初めて耳にしたのでした。
分散SNSの思想については、らりお氏の記事が詳しいです。
gnusocial や mastodon の哲学 - 何とは言わない天然水飲みたさ
https://blog.cardina1.red/2017/04/13/federated-social-web/

わたしにとって初めて触れる分散SNSという思想は、当時上手く解釈をすることができず、どのように複数のインスタンスを使い分けたらよいのかが理解できませんでした。マストドンには「ローカルタイムライン」という同じインスタンスに属する人の投稿が流れてくるタイムラインがあるのですが、これがチャットのような機能を果たしてしまうため、この中で話題を完結させてしまうと、外部の人とは会話がしづらいというものでした。

使っていくうちに、わたし自身が理解したこととしては、Twitterの時と同じように使うのが一番よいというものです。これは複数のインスタンスに所属して、アカウントごとに人格を切り替えて使うのではなく、一つのアカウントにプログラマーな自分も、ゲーマーな自分も、全部載せてしまうというものです。ありのままを見せるということですね。テーマなどを決めずに考えを垂れ流すことで、どんどん話題は移り変わっていきますし、「アカウント間違えました」なんて発言をしなくて済むわけです。

すっかりマストドンに取りつかれてしまったわたしは、mstdn.jpがサーバを強化している間に、別のインスタンスにアカウントを作成しました。Twitterでフォローしている中で、わりと技術者寄り的で雰囲気がよいグループのうちの一人がインスタンスを立てたというので、同じグループで一気に移住が進むかなと目論んでの参加でした。しかしこれは思惑が外れてしまい、グループの移住は進まず、管理者もほとんど姿を見せなくなってしまいました。こうなるとインスタンスがいつまで維持されるのか、不安との戦いになります。Twitterでもそれほどツイートはしない部類の人間だったのですが、それでもローカルタイムラインには自分の発言ばかりが並んでいて、むしろここに新しい人が入り込めると考えるだろうか?という状態でした。

マストドンにはローカルタイムラインの他に「連合タイムライン」というものがあり、これは同じインスタンスに参加している人達がフォローしているアカウントの発言が流れてきます。ここから外部の人達の存在を知ることができるわけです。また同じインスタンスの人も、よそのインスタンスの人も、フォローすることによってホームタイムラインに発言が並び、まさしくTwitterと同じように使うことができるのです。

極たまに現れるローカルタイムラインの他者の発言に乗っかっていき、話題を広げようとしてみたり、連合タイムラインから新しい人をフォローしてみたり、この時期は分散SNSの難しさみたいなものを実感することができました。人は、寂れたところにはなかなか集まらないものです。自分が作ったインスタンスではないわけで、いよいよこれは自分一人が頑張ってもどうにもならないぞと思い至り、インスタンスを移ることにしました。

連合SNSは自分でインスタンスを立てる事もできます。先に書いたように、ありのままの自分というものを見せて行くには、自分のドメインでそれを行うのが一番分かりやすいものでしょうし、誰にも束縛されないマイルールをインスタンスに敷くことができるのです。しかし、わたし自身が技術者の端くれとして、自分の管理下のものは端々まで把握しておきたいという気持ちがあります。マストドンが作られているのはRubyで、Dockerを使って運用するのがメインとなる動かし方でした。わたしはそのどちらも、ほとんど把握していません。何かあればコードを読んで理解することはできますが、修正が必要となったときに言語の作法などを知らないわけで上手く直せなかったりする可能性がありました。まだ自分でサービスを立てるのは時期尚早と判断し、次も他者が立てたサービスのお世話になることにしました。

次の移住先は、現在わたしがメインで利用しているmstdn.nere9.help(インターネット蟹工船(通称nere9(ねれないん)))インスタンスです。nere9では、管理者が複数居るということで、そのあたりもインスタンスを選んだ一因です。nere9では、考察の好きなユーザーがよく発言しているため、考えを垂れ流しているうちに話題が変わっていくわたしとしても性に合っていると思いました。また、自分と感覚の合う人がインスタンスに居るということは、その人達がフォローしているアカウントが連合タイムラインに並ぶということで、こちらも好みのアカウントが多く、新しいフォローの助けにもなりました。

こうした経験から、連合の人口が少ない状態でのインスタンスの選択は、わりと重要だということです。マストドンでは、ローカルタイムラインと連合タイムラインから新しい人を発見してフォローしていくという流れになります。Twitterでも、昔はパブリックタイムラインというTwitterを一つのインスタンスと見立てるとローカルタイムラインのようなものが有りました。そこはTwitterに参加している全員の発言が流れていたので、大変雑多なものでしたが、たくさん並ぶ他言語の中から日本語話者を金魚すくいのようにフォローしていくという感じでした。今振り返るとマストドンに熱狂した当時は、Twitterで経験した過去の感覚と同じものだったのではないかと思います。

現在はTwitterからはパブリックタイムラインは失われてしまい、多くの人が既にTwitterアカウントを所有しているという状態です。こうなると、なにかしら別のコミュニティで知り合ってアカウント情報を交換するという流れで、サービス上で新しい人を発見する必要はないのかもしれません。連合SNSもこれと同様に、人が増えていくことで新しい人を見つけにくいという問題は解消されていくのではないかと思っています。そうです、こうやってウェブサイトでアカウントの紹介をして、ぜひフォローしてねと書くのが当時のTwitterでした。

マストドンのアカウントです。 https://mstdn.nere9.help/@osapon
ぜひフォローしてみて、新しい人を発見する足がかりにしてみてください。



マストドンにはまってしまって、色々とマストドン関連サービスなんかも作ってしまいました。osa-p.netに並んでいます。ITmediaのマストドンつまみ食い日記にも紹介してもらったりしました。把握しきれない連合の流れや、自分の作ったものが紹介される事によるモチベーションなど、マストドンつまみ食い日記には大変お世話になっています。ITmediaは情報発信用にインスタンスを立ててアカウントを運用しているので、連合SNS内でも情報の出所が分かりやすく、大変活用されていると思います。

マストドンを使った1年目、新しい可能性をたくさん感じた年でした。まだまだ広がり始めたばかり(GNU Socialを昔から使っていた人達、ごめん!)の連合ですが、面白い世界にしていけたら良いなと思います。

2016/09/17

ポケモンGO Plusを買った

ポケモンGO、一時期の盛り上がりから比べると、少し落ち着いてきた感じでしょうか。
わたしはゲーム専用機を買ってもらえない家だったので、ポケモンGOが初ポケモンマスターです。
歴戦のポケモンマスターに言わせると、ポケモンGOのポケモン感はイマイチなようですが、十分に楽しいです。
コレクション心をくすぐる作りは流石ですね。

開始日からスタートしたものの、自分の所有しているポケモンで一番強いやつでもCP1200台です。家の近くのジムはすっかり強いポケモンだらけになってしまい、最低CP2000からというような状況です。
回復薬が溜まりすぎるのでたまに攻撃をしてみますが、こてんぱんにやられて薬のお世話になりつつも、全く使い切れないような状況です。
ポケモンをやるためだけに外出すればいいのですが、こういうのは「ついで」ぐらいが良いかなぁ。

とにかくポケモンを集めてレベルを上げるしかないのですが、レベルが上がるにつれポケモンが逃げやすいです。どんどんボールが消えていき、最近ではポケモンは出現するのにボールが無いという状況が多々発生します。

そこで発売されたポケモンGO Plus。
スマホを見なくても、このバッジみたいなやつだけでアイテム回収やポケモン捕獲ができるということで、買ってみました。
最初に発表があったときは、これを使っていてもスマホがスリープになるとタマゴを孵すのに必要な歩いた距離が反映されないと書かれていたので、スルーしようかと思っていたのですが、発売二日前に更新があり、どうやらアプリ側で対応したようです。

これ一つでどのくらいまでできるのか分からなかったのですが、ボタン以外に入力が有るのだろうと予想していました。なんだかねじりやすそうな突起になっているじゃないですか。
どうやってボールの投げる距離を調整するのか、どうやってずりのみを使ったり、ボールを持ち替えたりするのか。

書きながら気が付いたのですが、これGoogle Mapsのピンを模しているのでしょうか。

届いたものを開けて確認してみましたが、ボタン一つだけのようです。
ポケストップかモンスターに遭遇した時点で、振動とLEDの色で種類を通知します。
押すと、そのときどちらに反応していたかによってアイテム回収か、ボール投擲が行われます。
ボールの種類を選ぶのは?どうやらできないようです。
捕獲経験のあるモンスターかどうかによってLEDの色が変わるので、それによってこのバッジで通常のボールを投げるか、スマホを取り出してスーパーボールを投げるかを切り替える必要があります。

ずりのみも使えません。本当にノーマルのモンスターボールを投げるだけ。
ぼうけんノートをみると、結構逃げられています。イーブイやコラッタにまで逃げられています。


ということで、ポケモンGO Plusでモンスターを捕まえるのは、あまりお勧めできません。
ポケモンGO以外の目的で外出したときに、効率よくアイテムを確保するボタンという認識が良さそうです。

IngressのHack用ボタン、出してくれませんかね・・・。

広告