ほーい、再び生徒会室から友利奈緒 Advent Calendar 2015の11日目です。 | |
おい、もう出番なのか、ほんとに大人気なのか?盛ってないか? | |
うるさいなー、あたしが言い出したわけじゃないから。文句言ってないで、なんか能力ないの? | |
能力って? | |
あたしの人気が急上昇する能力。 | |
くっ。なんて都合の良い能力。それに能力の悪用! | |
ゲス兄さん、なんか持ってんだろ。出してみ。 | |
どっちがゲスいんだ!あと、ゲス兄さんやめろ。 | |
ねぇ、なんかないの。 | |
そして、やっぱり自分で人気者になりに行こうとしているっ。うーん、能力は俺のものだからな。 | |
略奪する能力があるなら、授ける能力もあるんじゃないの。 | |
あー確かあった気がする。 | |
お、来たね、時代が。 | |
でもなー。 | |
ん? | |
これらの能力って基本的に、中途半端だろ。 | |
あー。 | |
授ける能力ってさ、何を出すか選べないんだよ。 | |
うわ、厳しい賭けだ。 | |
俺が二つしか能力を持ってなかったら、二分の一の確率で渡せるけどさ、今や数も分からないぐらいの数万の能力を持ち合わせてるから、何が出てくるか分からないぜ。 | |
能力の総合商社だ。 | |
なんだそれ。いきなり変な能力渡されても困るだろ。 | |
例えば? | |
パンだけ大好きになるパン人間の能力。 | |
困るー! | |
だろ? | |
あれ?あんたはその能力持ってて大丈夫なの。 | |
時間短いし、あと野菜大好きになる能力と均衡してる。 | |
なんだそれ。 | |
そうだ、この能力をおまえにあげよう。 | |
いらんいらん。それ、元々持ってる能力でしょ。というか選べないんでしょ。 | |
一か八かの賭けだ。 | |
一か数万かの賭けだ。ちょっとそれは乗れんなー。 | |
格好いい二つ名が得られる能力。これどうだ! | |
えー、『隻眼の死神』とか名付けられてて、よくそんなこと言えるなー。 | |
やめろよー。この能力は自分で格好よさが選べないところがデメリットなんだぜ。 | |
それ、ほんとに能力なの?実は自分から名乗ってたんじゃないの? (携帯プレーヤーを取り出し、流れてくる有宇の声『死神どぅぇーす』) | |
まて、それは俺の記憶に無いぞ。 | |
動向を追っていた組織が収集したものなので、これは現実です。 | |
恥ずかしい…。まあでも、この能力で『大人気の』って名乗れば、人気も維持できるし。 | |
大人気の友利奈緒…。自分で言うのは格好悪いし、恥ずかしぃ…。 | |
能力とマッチした格好よさだ。 | |
ないなー。というか、やっぱり自分で名乗ってるじゃないの。 | |
まあ、あれだ。別に人気無くてもいいじゃん。 | |
えー。 | |
お、俺からの人気があれば十分だろ。 | |
どもったので0点。 | |
厳しい。 | |
恥ずかしいセリフを思いついたのがマイナス100点で、それを言っちゃう勇気が200点で、どもったのでマイナス100点です。 | |
うわっ惜しい。 | |
(眺めてるの楽しー) | |
あー、乙坂くん。ここに居るの二人だけじゃないので、その辺は考慮してください。 | |
あー、ごほん、すまんな。 | |
(人気の原因の半分は乙坂さんの影響もあるでしょうね) | |
(友利さん、乙坂さんのこと呼ぶときは有宇君じゃなかったんですか?) | |
(尋問のときはそう答えていましたが、やはり人目があるときは乙坂君になるみたいですね) | |
(なるほどー、かわいい) | |
はい、そこも一緒に考えてください。 | |
はーい、おまじないしましょうか? | |
(ガタッ) | |
それ、ちゃんと効果あるんですか。 | |
大丈夫です。大丈夫のおまじない。 | |
(ガタッ)でたー! | |
ひくな! | |
最後まで言わせて。 | |
友利さんもご一緒に | |
いやです。 | |
おい。即答だな。 | |
おまじないシリーズは、黒羽さんの持ち芸であって、他の人がやっても効果が無いのでは。 | |
(持ち芸…) | |
いいえ、そんなことはありません。本人がやることにより、さらに効果が倍増すると言われています。 | |
どこ情報だ。 | |
おまじないを唱えることによって、うまく行ったというお便りが番組にたくさん。 | |
それはプラセボというやつではないですか? | |
信じる心は大事だぜ。 | |
信じるだけで願いが叶うなら、今までの苦労は必要なかったはずです。 | |
だから行動も起こすんじゃないか。お前が大丈夫のおまじないを踊ることによって、目に見える効果がある。 | |
効果…。 | |
あざとさだ! | |
そんな、あざといなんて。しくしく。 | |
あーあ。 | |
あ、いや、ゆさりんがやってるのはあざといとか、そういうのじゃないよ。 | |
なんてこと言うんですか!ゆさりんは!本当に心から願っておまじないを唱えているんですよ! | |
ひくな! | |
あざとさは普段から時々見せているだろ。 | |
あれは、調査で必要に駆られたからであって。 | |
今こそ必要なときではないのか! | |
ぐっ。 | |
心を込めておまじないを唱えれば、きっと人気も復活します。 | |
う、うう…。 | |
そうです。お二人で踊れば、効果倍増です。 | |
し、しかし、それなら生徒会全員で | |
だめです! | |
なぜ! | |
男が一緒に踊っても、人気に対して逆効果でしょう。 | |
うー。 | |
わかったら、ほら、練習だ。 | |
・・・・・ | |
まだ動きが硬いなー。どう思われます、高城コーチ。 (カムコーダーとノートパソコンを繋いで、二人のフォームを合成する) | |
そうですね。キレの足りなさに、恥じらいが残っていますね。 | |
大丈夫ですよ。十分踊れていましたよ。むしろ完璧にマスターされると、わたしのお仕事が。 | |
わたしは芸能人ではなくて普通の人間ですので、できることには限界があります…。 | |
こんなに疲弊してるの、初めて見た。 | |
恥ずかしがっている友利さんも、それはそれでかわいいのではないかと、思いますが。 | |
確かに、これは見方を変えるとあざとさの塊ですね。 | |
やっぱり、人気無くてもいいです。 | |
仕方ないな、ここまでにしておくか。 | |
疲れた…。お腹すいた…。 | |
あ、手元が滑ってアップロードしちゃった。 | |
お前!今ドラッグ&ドロップまでやっただろ! | |
やめろ、いきなり線を抜くな。 | |
ノートパソコンにwifi接続ですので、問題ありません。 | |
くっ。(ガタッ) | |
あ、逃げた。 | |
アドベントカレンダーもそろそろ中盤、残りもよろしくお願いします。 | |
しまーす。 |
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