1月 06, 2013

「ジパング」読了

11月頃に読み終わっていたのだけど、書くのが遅くなってしまった。
以前から、マンガ喫茶などでちょこちょこ読んでいたのだけど、近くの図書館に揃っていることが分かって、一気に読みなおした。

「最新鋭イージス艦が太平洋戦争のど真ん中に出現したら」という設定。
映画「戦国自衛隊」みたいな、「時空を超えた、もしも」の世界を描いたもの。戦国自衛隊は見たこと無いんだけど。ドラえもんのタイムマシーンが登場する回とでも言うか。
歴史にどこまで介入するか、というタイムスリップものにありがちな課題。
結局、歪みはどうしても大きくなり、大きな変化を迎えてしまうのだけど、登場人物たちは突然元の生活から切り離され、その変化に飲まれてしまう。
もしもネタが好きな人には、楽しめるのではないかと思う。

個人的には、本人達のせいじゃないのに理不尽に巻き込まれた人たちは、元の生活に戻れるところに趣向を感じる(ハッピーエンド脳)ので、登場人物達は新しい世界に納得しているようなんだけど、なんだか心にモヤモヤが残る感想となった。

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